幸せとは物質的な豊かさと時間の余裕とのミックスが大前提となる〜Don’t become “cash rich” and “time poor.”

http://www.ritholtz.com/blog/2011/06/7-life-lessons-from-the-very-wealthy/

Devoting all of your waking hours to making money is a problem, especially in professions with a partnership fast track. Lawyers, doctors, bankers and accountants can get so caught up in the competitive nature of their jobs that they lose touch with their family. Any semblance of a normal personal life disappears, and a very unhealthy balance between work and home can develop.

Work is the process of exchanging your time for money. Remember: What you do with your time is far more meaningful than the goods you accumulate with your money. If you are working so much to become rich but you ignore your spouse and miss seeing your kids grow up, you are actually poorer than you realize.

時間を盗まれることが、人生の一番の損失だ、とこの歳になって思ってきた。僕の友人は、ベンチャーの社長や弁護士、会計士などごろごろいるけれども、金がある人が必ずしも幸せになるわけではないのは、さすがに、もう40も近くなってくるとよくわかる。というか、稼ぎのすぎの人に限って、あまり幸せそうじゃない。これはバランスの問題。お金と時間は、労働者の場合は反比例するもので、お金をたくさん稼げば稼ぐほど、時間がなくなって人生は貧しくなっていく。

どういうことかといえば、たとえばぼくの友人の弁護士のFacebookで日常を追っていると、日々が凄まじいストレスで、仕事に追いまくられて、徹夜のプロジェクトなどしょっちゅう。出世競争や、最高度のクオリティの仕事のために、精神的にひっ迫しているし、身体もぼろぼろ。それに、さらに上を目指すために、日々勉強しまくって、緊張している。。。。それって、、、本当に幸せ?と聞きたくなる。だって、プライヴェートの時間が全然ないんだもの。仕事に誇りを持って、私凄い幸せ!と言い切っているけど、、、いや、そうかなぁ、、(苦笑)って思うよ。仕事で目的がある人はまた別だと思うけど、『志』って、そんなの持てる人は少ないともうよ。若い時の熱情や妄想を勘違いして、志と叫んでいる人もいるけど、まぁ大抵、一時の熱情で失敗しているだけ。本当の仕事の充実や志というのは、僕は、ミッション(=使命)であって、気づいたら、この仕事をしなければ!というある種「選ばれちゃった」というようなケースが多い。そういうものが本当の本物で、自分で動機を作り出したり、なんか勘違いで叫んでいるのを聞くと、うーん、、、まぁモチヴェーションモンスターにすぎないよねーって、思ってしまします。少なくとも10年以上いろいろ観察していくと、ああ、10年は人は続かないんだな、ということがすごくわかります。はじめちょこちょこ、中どんどんって感じで、あとからじわじわ、気合やエネルギーが増えていく人の方が、なんか本物が多い気がするなー。10年たつと簡単に息切れするよ、みんな。


また、これはある人に指摘されて気づいたんだけど、年収数千万の外資のトレーダーの友人に自慢されて、あーおれ給料すくねーなーと、愚痴を言ったら、その人は、全然そんなことないよ、というんですよ。なんでかっていうと、物凄い年収をもらっている人は、ストレスが凄まじいので、大抵、お金の使い方も荒い。外車を買ってあり、高い時計を買ったり、不動産を買ったり、、、高い買い物ってストレス発散になるんだけど、それにブーストがかかる。それって、生活レベルの維持や見栄のブランド維持になんだけど、ほとんどの場合、だからより稼がなければならなくなっていく。それって、バランスが悪いんですよ。ほどほどに稼いで、程々に時間があるのが、本当は一番ほっとするのだ、と。それは、なるほどなーと思います。まぁこの辺りは負け惜しみの視点もあるけどね(笑)。まあ、あとは、動機が強うすぎると、いつも欠乏感に苦しむ人生なので、それを御せる器と出会いがないと、ただ単に苦しいだけで人生はが浪費する。


そんで戻って、年収って、そうだなー5千万ぐらい超えないと、あまり生活レベルって、劇的に変わらない気がします。みんなみていると。けど、普通のリーマンで「そこ」に行くのってまず無理でしょう?。いけて1千万後半くらい。それって、生活の質自体は、もっと低い年収の人とそこまで変わらないんだ。いろんなものの単価は高くなるけど。それは、どんなに高い車買っても、高いレストランでも、高い家でも、移動、食べる、住むという「機能」ではほとんど変わらないレベル。レストランも、10万円1人のレストランと2−3万の/一人のレストランの違いは、コミュニティや場所や建物に違いにすぎない。味は、もうかわないよ(この辺数字は適当なんで、ニュアンスでわかってくれー)。だとすると、ほんとうは、物質的な質自体は、あるレベルまで給料をもらえれば、もう十分なんだろうと思う。まぁ、もちろん、この「ある程度の安定した給与」ってのが、いまは物凄い難しい時代ではあるんだけど、ね。2−3万のレストランなんて、数年に一回いってりゃ十分だよ、と思う(まぁ、そんな必要もないけど、コンプレックスがある場合は、なんかそういうの贅沢したい!ってのもまた人の性格だからね)。。僕は別にあまり行く気もないけど。行ったことないのはさびしいけど、1回行けば経験としては十分。そんなの毎日食べていても、あまり肉体的にもいいことないよ。お金は、もちろんありゃ―あったに越したことはないし、少なければいろいろ不安もあるし大変だけど、、、けど、ある程度の物質的条件の次、そこからの勝負は、クオリティオブライフ、、人生の質なんだろうと思う。どれだけ友人や家族に恵まれて、どれだけその人たちと深い体験を共有できるか、とか、どれだけ大好きな趣味にコミットできて、どれだけそれを通して世界の深みや真実を味わえるか?とか、、、どれだけ、穏やかな気持ちで、水の味を知り、空気の美味しさを感じられるかとか、、、そういうことが幸せや充実なんじゃないのって思います。なによりも、日本は世界の最先端を走る先進国であって、あれだけ政治家が無能でも社会生活が壊れてしまわないほどの近代国家だし、かつ世界でもナンバーワンクラスに美しい自然に恵まれている。生きるには、素晴らしいところだよ。・・・もちろん、どれだけ「志」をかなえるか?という形の幸せもあるけどね。けど、それって、なんか個人の幸せとはちょっと違うような気がする。マクロの次元の幸せなんだもん。