KANO素晴らしい作品でした。

評価:★★★★★星5つ
(僕的主観:★★★★★5つ)

素晴らしい作品でした。素晴らしすぎて、言いたいことありすぎるのですが、そういって待っているといつまでたっても最近忙しすぎて書けないので、、、、。魏 徳聖(ウェイ・ダーション)監督の、ってこの作品では脚本ですが、作品群は、本当に素晴らしいエンターテイメントなので、ぜひとも皆さん見てほしいです。『海角七号 君想う、国境の南(2008年)』『セデック・バレ 第一部 太陽旗/第二部 虹の橋(2011年)』もおすすめです。すべての作品が、台湾の固有の歴史をあぶりだすために作られているという主軸のブレなさ、骨太さが、僕はたまらなく好きです。

本作では共同脚本とプロデュースを担当したウェイ・ダーションは、「台湾人のアイデンティティのために映画を撮るのが自分の使命だと思っている」と語っている。
なるほど「セデック・バレ」も本作も、物語のバックボーンにあるのは、半世紀の長きににわたり日本の統治を受け、大陸の中華人民共和国とは明らかに異なる歴史と文化を有する台湾という“国”のオリジンである。
彼のスタンスは、事の善悪を批評的に描くのではなく、今につながる1ページとして可能な限りナチュラルかつ真摯な視点で、歴史と人間を描くという事だろう。


KANO 1931海の向こうの甲子園・・・・評価額1650円/の呑んで観るシネマ
http://noraneko22.blog29.fc2.com/blog-entry-807.html


セデック・バレ』(原題:賽紱克·巴萊 /Seediq Bale) 2011年 台湾 ウェイ・ダーション魏徳聖)監督 文明と野蛮の対立〜森とともに生きる人々の死生観によるセンスオブワンダー
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20130427/p4

KANO~1931 海の向こうの甲子園~(Blu-ray Disc)

ふと昔に読んで、司馬遼太郎さんの本をまた読み返したくなる、、、と思いました。一時期仕事でよく行きましたが、台湾、もう何年も行っていないなー。考えてみれば観光では一度も行ったことないんですよね、、、いつかは絶対に行きたいです。歴史を知れば知るほど、行くのが楽しみになってきます。

街道をゆく 40 台湾紀行 (朝日文庫)

ちなみに、この本もおすすめです。鈴木商店は、戦前に存在した三井三菱を超える巨大商社です。そしてこの商社の根幹の一つは、台湾の開発貿易にありました。

『お家さん』 玉木かおる著 明治7年から昭和2年の約半世紀の間に世界に君臨した鈴木商店
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20110126/p5

お家さん〈上〉 (新潮文庫)