アメリカがどのように多様性を許容した社会になっているか?

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ライアン・マーフィーは、私の人生なんて大したことは起きない、というクィンの予想を覆すこのような出来事を次々とドラマの中で起こしていく。それはまるで番組内のメロドラマ部分を彼女が一手に引き受けているかのようだった。

ライアンが彼女に課した運命は本当に過酷で、その試練に耐えられず恥も外聞もなく男の愛を懇願してもそれを拒まれてしまう。学校一の美人の彼女が安易に恋愛に逃避することも許されないのだ。青春ドラマは恋愛描写が売りであるにもかかわらず。

ライアン・マーフィーはクィンというキャラクターを通して

「マイノリティであればあるほど自分を肯定し、自分の欲望を追及するんだ!誰かに愛されるために自分を犠牲にして世間に迎合したってなにもいいことはない、君が世界を変えるんだ!」

というメッセージを我々に投げかけてくる。


この記事が面白かった。まだ見ていないのだが、ドラマのグリーはぜひとも見てみたい。たぶん日本は、かなりその部分では遅れている社会なので、アメリカの、この信じられないほどリベラリズムが深く広く浸透している社会の日常は、とても理解しにくいと思う。というか、そんなかっこつけていわなくても、僕自身が、頭でしかわかっていなかったんだなーと、目からうろこな感じなんですよ、最近。そして、このアメリカが多様化している日常をベースに世界を眺めると、さまざまな物語の「その先にあるもの」や、今なんでそういうものが作られるか?などが、凄いよくわかる気がするのです。やっぱりアメリカは、人類のフロントランナーなんだなぁ、としみじみ思う今日この頃です。


・・・・こうなってくるとドイツやフランス、イギリスに住んでみたいなーと、、、、ちょっと思う今日この頃。


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