1月20日(金)、大統領就任式、INAUGURATION DA

1月20日。大統領就任式。INAUGURATION DAY。


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4年にわたって、オバマ政権の末期2期目を過ごした間、ずっと選挙を追っていた。確保候補者のスピーチも独習のCNNもずっと見ていた。その集大成で、Inaguration Dayを最初から最後までフルに見れたのは、とてもうれしかった。

ニュースによるザッピングというか、メディアによる恣意的な切り抜きでは、「その場にいる空気」や「人間関係の機微」みたいなもの、また意味のない、あまり重要でないところから繋がっていくシークエンスが醸し出すリアル感などは、伝わらない。そういうのを見れてよかった。ワシントンDC自体も旅行でも仕事でも何度も言っているので、かなり場所的にも慣れていることもあり既視感があって、小さなショットでも、あああそこからあそこへ異動しちゃのかなどという感じが感じられてとてもよかった。何事も、リアルタイムで、ちゃんと見るべきだな、と心底思う。


ある人が、自分の前世は、ヴェネチア共和国人だった、問意味不明のことをいっていて、「それが故に」懐かしいからと、その歴史を細かく追い、旅行に行き、日本でもいいヴェネチアのレストランを探したりとしている姿勢を見て、「ああ、なるほど!」と思ったのですが、この茫漠たる目的がない世界は、「これは特別」特別に根拠に決めてあげて、それで積み重ねていくことをしていくと、いつしかその積み重ねの自信が特別の証になっていくということがおきる。この人生に来方は見習わなきゃ、と思いました。ネタがあるというだけで、人生は面白いろいのです。


僕は、鈴木透ゼミの授業を受けてからアメリカのことを特別だと思っていたけど、そこまで恥ずかしげもなく前世はアメリカ人!とかいう気になれなかったのですが、まぁ、住んで働いて税金を納めていたわけですから、人生の大きなポイントに足跡を残したので、アメリカに対するとっかかりは凄くある。これからもアメリカウォツチャーとして、コツコツ追っていきたいと思います。そういう意味では、この儀式を、フルで見れたのは、とてもいい経験でした。



なぜこの日をちゃんと見ようと思ったのかといえば、やっぱり、何か大きな巨だない節目に感じるんですよね。昨日オバマ大統領の最後のシカゴの演説を読んでいて、凄い感動したんですよね。教養深く理知的で、アメリカに未来美しく描いていて。でも、ああいう風にはストレートにはいかないんだな、とトランプ大統領の演説を見ていてしんこ思いました。


というのは、確かにこれまでのリベラリズムの進展からすると、下品で耐えられないと思うのはよくわかるんですが・・・・同時に、アメリカにいた時の普通の人々の「民意」をすごく代表していた気がします。白人の中年という風に対象者を言うけれど、僕の実感では全くそんなことはなかった。ヒスパニック、アジアン様々な人種階級の人がほぼ口をそろえて、トランプさんの方がましだろうといっていた。そうでなければ、いかに戦略がちとはいえ、大統領選挙で勝てるだけのことは起きませんよ。そしてスピーチを聞いていると、、、その「民意」に非常にそっているのがわかる。スピーチの受けは悪い気がしました。それはそのはず、あそこに何万に集まろうと、それはあそこに来る気概のある人であって、そうでない人を拾い上げようとしている政治戦術だったわけですから。Twitterを見ていても、戦略があるのないのか微妙な感じですが、少なくとも、もっとストレートに感じたことと民衆を結びつけて反応を見ようという意思をとても感じます。コミュニケーションという意味では、民衆とダイレクトに結びつくのは、ある意味、政治思想史的んは下品なポピュリズムと感じられ、レッテルを張られるのはわかります。けれども、「これ」が「このエネルギー」を利用できる方法をちゃんと見出せば、希代の政治家になる可能性は十分にあると感じます。一番重要なのは、やはり「これまでと違う」ということです。「これまでと違う」のがこんなにめちゃくちゃでも、試してみよう!と思ってしまうところが、さすがはアメリカ人だという気もとてもします。さて、今後世界はどうなるのでしょうか。