【2015年1月物語三昧ラジオ】最近見た映画などの話 & ナルシシズムの檻からの脱出と新世界系の構造の話

漫研ラジオ】
http://www.ustream.tv/channel/manken

とにかく、12 years slaveと大統領の執事の涙のコンボで見たのは素晴らしかった。アフロアメリカンの歴史系の映画の充実振りにはここの所驚かされる。凄いおすすめです。1940年代からの話から、1929-オバマ政権誕生まで話が時系列的につながるところも興味深いです。これに『ROOT』を加えると、アメリカの人種解放闘争の歴史などが全体像がつかめると思います。

それと、時間ができたらいま書こうとしているのですが、最近のセカイ系と新世界系の変化の系譜、それに僕の追ってきたナルシシズムの檻からの解放(自意識の解放)について、LDさんともども少しづつ検証や全体像の把握が進んでいる気がします。

特に、セカイ系→新世界系→自意識の問題?という繰り返されている構造的ループがあるようだという部分は、僕はとても気になっています。前回のマヴラブをやっているときに、古さと新しさについて考え直したこととも結びつて、では、新世界系の次に来るのは何だろう?という大きな流れにつながってきているからです。


また、最近トラウマ系の物語(『恋愛しませんか?』『コンプレックスエイジ』など)をいくつか読んだのですが、そのあまりの「古さ」にびっくりしてしまって、まだこの段階なのか?とへきへきしてしまったのですが、なぜそう感じたのか?という部分と、しかしながらほとんど同じ構造の幾原さんの『ユリ熊嵐』やピングドラムには、普遍性と本物感を感じてしまって、、、この「違い」は何から来るのだろう?というぼくの疑問が話されています。この辺りは、僕が追ってきた。ナルシシズムの檻のテーマの重要な転換点になることなので、さらに追っていきたいとおもっています。まぁ記事で詳細に説明しないと、まったく意味不明だよなーと思いつつ、、、時間がほしい今日この頃です。


録音データ
http://youtu.be/PosrCL3g9Dk?list=PLusUXoPKOyjhb1VObOUtGnZKwbe2Qu9NC

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