サンディエゴ航空宇宙博物館(SDASM:San Diego Air & Space Museum)と林檎(アップルパイ)の古い町ジュリアン散策

ふと思い立って、ブログで日常の写真を記録していないなーと思って。ちょっと旅したり、ふと思ったことは、残しておくと後で日記として楽しめるので、時々写真を載せてみようと2022年の目標に考えている。2021年11月のサンクスギビング周辺で、せっかくコロナも収まって(いないけど、南アフリカの変異株とか)きたの、やっぱりどこかへは出かけたいよね気分転換に、と妻と話して、お隣の娘の親友ちゃんが、宇宙と飛行機大好き少女らしく、サンディエゴ航空宇宙博物館(SDASM:San Diego Air & Space Museum)に行ったということで、行ってみようと。ついでに、こっちの方でアップルパイで有名なカリフォルニアの史跡(Historical Landmark)に指定されている林檎の町で有名なジュリアン(Julian)まで、サンディエゴから車で1時間ぐらい(80kmくらい)でから行ってみようということになった。ちなみに、僕はアップルパイが死ぬほど好きで、ラルフスのアップルパイを毎週買ってコーヒーで流し込んでいるりんご好き。加えると、奥さんはアップルパイが大嫌いな人なので、ちょっと妻の愛を感じる提案。サンクスギビング当日は、アメリカのお店は軒並み休みになってしまうので、レストランとか、いろいろなものに気をつけるけなければならないのだけれども、25日当日は、サンディエゴ郊外のサファリパークに行って、26日はここに。

僕の住むオレンジカウンティからサンディエゴまで約車で1時間半。州間高速道路5号線(IH-5; Interstate Highway 5)なのですが、ここはかなり渋滞するんですよね。デルマー競馬場(Del Mar Racetrack)に行ったときは混んでて2時間以上かかったので、サンクスギビングで混んでいるかと思ったけれども、案の定、朝早く(といっても8時くらい)出るとガラガラで1時間で着いた。アメリカ人は、朝早く行動するってのがほとんどないので(笑)、朝早くいくといつもガラガラ。お昼ごろから激こみしていくんだけど、いつも不思議なんだよね。なんで、こんなに混むとわかっていて、朝早く出ないのか・・・・しかし絶対出ないんだよね。


■サンディエゴ航空宇宙博物館の散策

ロッキードが中央情報局(CIA)向けに製造した偵察機A-12 (偵察機)で本物らしい。これがお出迎え。アメリカは、こういうの本物がサラッ置いてあるところがたまらない。友人と、ロサンゼルスの博物館に行った時もそうだった。


娘ちゃんのために来たので自分は期待していなかったので、何にも考えていなかったのだけれども、入り口でA-12を見て興奮して、スピリット・オブ・セントルイス号(Spirit of St. Louis/ライアン NYP-1)で、さらに興奮。1927年5月21日にチャールズ・リンドバーグの大西洋横断単独飛行した飛行機のレプリカ。コクピットにも乗れるようになっていて、こんなに小さかったのか?と驚いたり、娘と乗って写真を撮ったり(笑)。

アポロ9号 司令船 "Gumdrop"も実物が置いてあった。火星探査用のランドローバーも実物大が見れて、ちょっとおー。これって、パーサヴィアランス(Perseverance)だよね?。あれちがったっけ。

ジー・ビー R-1。やっぱりジェット機の前のプロペラ機には、何かのロマンを感じる。国立航空宇宙博物館より貸出中の三菱零式艦上戦闘機六二型も置いてあった。


■ルートと歴史の背景

その後、海抜1200メートルにあるので、ずつと山道のくねくねを回る。サンディエゴから、79の山道をひたすら。ガソリンを入れ忘れて、だいぶぎりぎりだったので、焦ったのですが、ジュリアンには、一軒ガソリンスタンドがあって助かった。あまりこういうことはないのだけれども(国立公園はガソリン入れられなくて危ないから)今回は、近場のドライブのつもりだったので、気を抜いてしまった。帰りは、別のルートで、78から抜けて5で帰る感じ。州間高速道路5号線は、本当に渋滞による。めちゅくちゃ流れていたので、80マイル/h平均ぐらいだったので、1時間で帰宅。早く帰れて、めちゃくちゃゆったりとして休日になれた。

アップルパイを食べに行ったので、ほかのことは何も考えてしなかったが、後で調べてみると、カリフォルニアの史跡(Historical Landmark)に指定されているのですね、ジュリアン。南北戦争((American) Civil War1861-1865)の後で、ジョージア州から西部へ新天地を求めて移って来たマイク・ジュリアンとドリュー・ベイリーによって開拓された。街の名前は、そのマイク・ジュリアンから。その後、1869年に解放奴隷のフレッド・コールマンが近郊を見つけてゴールドラッシュが起きるものの、10年ぐらいで終わり、、、、そこに居ついた人々が、高地で林檎がよく育つことに目をつけて、リンゴ栽培を始めたのが町の起源。

あまり関係ないけれども、開拓者のジョニー・アップルシード(Johnny Appleseed)の伝説を思い出した。正直言って、日帰りで来るレベルの町だとは思うけれども、歴史的背景を考えると、カリフォルニアがゴールドラッシュの歴史背景を持っているのを感じると、より土地の深みを感じられるかも。アメリカ合衆国の作家ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』(The Grapes of Wrath)や北野詠一のマンガ『片喰と黄金』は、なのを思い出させる。いまのカリフォルニアだけではなく、過去のカリフォルニア、特に期限の歴史を知ると、より自分が住んでいる土地に愛着というか、重層的なものが見えて、なんだかグッとくるようになる。機会があれば、金鉱あと見学ツアーもあるらしいので行ってみたかった。こういう知識って大事だよなぁと思う。奥さんとデートでよく伊豆の温泉巡りをしたけれども、あれも、『風雲児たち』などで、幕臣で伊豆韮山代官、江川太郎左衛門英龍の人生とか黒船とかのことがわかってくると、おお、、ここってこんな歴史的背景がって、めちゃくちゃ面白くなるもん。「Julian Train & Gold Mine Tour」(2353 Ethelwyn Ln., Julian )で、トロッコで山の中を駆け抜け、ゴールドラッシュ時の金鉱跡地を見学する約1時間半のツアーがあったらしい。調べていけばよかったと、ちょっと後悔。

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■ジュリアンでアップルパイを

visitjulian.com



町は、本当にこじんまりとして小さい。たしかに、様式としては、ゴールドラッシュぐらいの町だなって感じ。メインのストリートだけで、30分も歩かないで全部回れる感じ。ちなみに、駐車場がないので、めちゃ路駐。少し歩いた。

「Mom's」(2119 Main St., Julian) Julian Pie Company(2225 Main St, Julian)が有名だということで(妻リサーチ)並んだけれども、見ていただければわかるとおり、結構並ぶ。まぁ、イートインスペースがほとんどないので、買うだけなので、そんなに長く待つということはない。僕らは、お昼を食べてなくて、ここで食べるつもりだったので、あまりのイートインスペースのなさに、がっかりしてしまった。観光地の開発としては、もうひとひねりほしいなぁと思ってしまった。まぁ、箱根とかのお土産物屋の道みたいなものだから、このあたりがせいぜいかも。。。

Mom'sで並んでいたら、案の定、2号店があるということで、、、、ようは、ここの町が手狭なのか、土地が高くなってしまっているのか、車で10-15分ぐらい言ったところに、別のイートインも駐車場もたっぷりあるところがあるとのこと。最初から、並ぶ前に看板でも立てておいてくれよ!と思ってしまった。僕は、年寄りなので腰が痛くて、すぐ2号店に行こう!と提案して家族で。



Mom'sは、一番定番のApple Flakeyを購入($19.95)。メニューにPie By The Sliceとあるので、食べ比べをしようとしたら、本店だけなのかわからないが、忙しすぎて、ホールでしか売らないとなっていて、ちょっとムッとしてしまった、まぁ凄い並んでいたから、そうだろうなぁーアメリカンサービスとしては、と思ったけども、、、。ちなみに、Moms Pieは、うちの妻、子供たちには不評でほとんど食べなかった。というのは、酸っぱい!!!のだ。Julian Pie Companyのあまぁーい奴と比べると、酸味が強い。ちなみに、「だから」ぼくは、むしろこっちのほうが好きだった。家で、コーヒーとともに、一人でおいしくいただけた。

Moms Pie House - Julian, CA

Julian Pie Companyの本店のほうで並ぼうとしたけど、あんまり並んでいたので、いやになって、というかイートインの場所を求めて、2号店へ。車で15分ぐらい。こっちは、めちゃ駐車場が広い。工場が併設されている感じだった。とはいえ、、、、十分あるとはいえ、ここもイートインスペースが大きくない。うーむ、買って帰るというお土産がメインなのかもなぁ。でもこっちは、Pie By The Sliceが可能なので、いろいろ試す。Julian Pie Companyは、めちゃ甘い。子供たちは、妻も、大喜びで食べていた。ちなみに、好き嫌いの多い下の娘ちゃんは、ひたすらアイスクリームをうまうまと食べていた(笑)。

Julian Pie Company



■参考

www.us-lighthouse.com

アメリカ出羽守になってしまうのはなぜか?~文化は舌を訓練するところから始まるぞ!(1)

徒然なる日記です。特に結論もなく、日々の思うこと。よく考えると、アメリカのことって書いてねーなって。


Twitterをしていると、どういうコメントが「うける」のか、うっすらと分かってくる。なので、多少虚偽や誇張を交えてでも、「そっちの方向」へ話を大げさに(どうせ匿名だし)という誘惑が常に、無意識レベルで働くシステムになって言うのは間違いない。そういう意味では、どんどんバイアス・偏見・思い込みが拡大していって、炎上とかでぱちんと壊れるというのを繰り返し仕様(=しくみ)なんだよね。

この誘惑に唯一立ち向かえるのは、「長期の一貫性」と「安定したアイデンティティ」を持続可能に維持することのほうが、長期的にはメリットが高いという感じれる意識が持てるかどうか?だけなんじゃないかなーと思っている。例えば、僕は、物語三昧のペトロニウスという、ある種のブランディングというか「自分のこうありたい姿」というものが確固たるものがあって、しかもそれは既に20年近くの重みをもっている、第二の公的な人格・アイデンティティなので、「それを壊したくない」というセーブの意識が働くんですよね。だから、後から告発されるような極端な言動は避けようというセーブ意識が働く。

これはつまり、自分のアカウントに形成されている「疑似人格・アイデンティティ」に対して「自信があるかどうか?」「公的な性格がある」という認識があるかどうかで議論の分かれ目になる。けれど、基本的にこの意識は働かないよね。だって、まず匿名だし、そんなに自分のアバダーというか、疑似人格に対して大きな重みをもつ人って、ほとんどいないんじゃないかなぁと思う。だって、そうでなければ「なにものでもない自分」ということに対して苦しむというようなトレンドは生まれないもの。

なので、常に、自分の持っている手持ちのアセットや好みの話題には、アクセルがかかって、言動がエスカレートしていく危険があるってのを、認識していないと、TwitterSNSは、危なくてやっていられない。どうしても、いけにえを捧げる儀式に参加することになってしまいやすい。この世界から池にはなくならない!という岡田斗司夫さんのお話は、物凄いなるほど!と腑に落ちました。

www.youtube.com

閑話休題

さて、ペトロニウスTwitterの話題は、やっぱり「アメリカに住んでいる」というマウンティングを基礎にしてしか語れないんだなぁ、といつも思う(笑)。というのは、『素の自分』のつぶやきってのは、やはりアメリカと日本の違いについての話題が、明らかに反応が多い。僕は、Twitterにおいて、二つの視点が主になっている。


1)アメリカ在住のビジネスマン・親

2)物語三昧の管理人の物語好きのペトロニウス


実は、あまり2)の側面は、Twitterでは強く出ない。いいねやリツイートはしまくるんだけど、基本的に、物語についての「強い主張やエゴ」ってのは、ブログで書いているし、ブログで解消されているので、「ここで書く必要がない」んですよね。だから、基本的にちょっと強く出るのは、1)のアメリカ在住の日本人という側面・・・・いいかえれば「アメリカ出羽守」(笑)の側面なんですよね。


ちょっと最近、あー反応あったなーと思うやつを下に挙げてみます。


アメリカのご飯はおいしいか問題?

togetter.com


これ30Kくらいのいいねがついているくらい、ペトロニウスにしては、めちゃくちゃ拡散したんですよね。とにかくね、経験上わかっているのは、「アメリカの飯がまずい!!!」というの強調すればするほど、凄いいい値がつくんですよね。これって、一言でいえば、「日本お飯はおいしい」という優越意識をくすぐるからなんですよ。もう明らか(笑)。それだけではなくて、アメリカに住んでいるという日本人という優越意識のマウンティングで常に「上から目線」になるところが、飯に関しては逆転するからなんですよね。そして、これはさすがに、日本人にとっては、とても共感するので、在米日本人でも、かなりの人が「そうだよなーと共感してしまいやすい」ので、あまり反対が出ないで、日本上げ米国下げができるやつなんです。だから、このネタはすごく拡散する。・・・・ていう風にメタ意識すると、ヤダなーと思ってしまいませんか?(苦笑)。


僕自身は、食べるの大好きな人で、究極的には、おいしいものもあれば、まずいものもある、というひどく穏当な結論が最終的な意見です。やはりこの落差感は、「味覚のパターンが違うんだよなぁ」と思っています。「東アジアの味覚」の感じや、日本のコンビニや鮮度にこだわった流通網などの伝統的なシステムの違いも大きいでしょう。なので住む環境が違うと、日本人のストレスを食でごまかす!というか、解消する生活スタイルが、米国だと機能しにくくなるんですよね。「日本的なテイスト」を探すと高コストであり、何よりも探すという「コンビニエンスさの物凄く低い」かなり厳しめの努力が必要となります。なので、アメリカの食の日常に、物凄いがっかり感を感じるんですよね。これは、たぶん韓国、中国、台湾などの東アジアに住む人は、全く感じないものなので、それを集約して「アメリカはまずい」という言説にたどり着いてしまう。そういう風に言うのが、とても分かりやすいからです。個人的には、エジプトやイスラエルとか中東は結構長く滞在した経験がありますが、あそこのひどさのほうが、もっとひどい(苦笑)。まぁでも、数か月住んだだけじゃぁ、わからないかもしれませんけどね。やはり「年単位で住む」というあきらめと諦念の中で難じる絶望と、「もう少しで帰れる」と思っている短期ステイでは、感じ方の絶望度合いが違います。



実際のところ、不満に感じるのは、

1)日本人感じる味の体系・システムから欠落している部分の食材や食品があまりに少なくて苦しむ(要は旨味とか醤油とか)。赤身の肉も大好きだけど、最後はやり醤油で食べたい!となる。日本人は、そう考えると塩分お醤油やみそで、すべてをごまかす(悪く言えば)癖があるのかもなぁと思う。

2)グレービーソースなどに代表される混ぜ混ぜの味付けは、しょうゆやみそのガツン塩味になれた僕には物足りない(辛味も唐辛子系だけではなく山椒などが食べたくなる)。赤身の肉が典型的だけど、ホースラディッシュだと物足りなさすぎて、ワサビをくれ!という気持ちになる。

3)小分けのパッケージング、サイクルの早い商品変化、旬や季節による変化などを、ダイレクトに感じる流通システム網は、日本の伝統とコンビニ、スーパーのなどの生鮮食品のきめ細やかさによる。量で勝負!というところがあるので、そもそも小分けのパッケージにして、さまざまなヴァラエティを楽しむという発想が弱い。

4)これも流通網だが、鮮度に関する異様な追及は「生のまま食べる(刺身)」という文化が根づいたのは、日系が進出したここ20年ぐらいなので、まだまだ弱い。(鮮度がいいサーモンとかは、異様にうまい。見事な冷凍保管輸送のシステムがカナダから西海岸にかけて発達してきているから)。伝統的に、ヨーロッパからフロンティアの際まで、水気のない荒野を馬車で運ぶ、長期間保存食で食べる習慣・伝統があるので、そもそも新鮮さや素材の原型に対するこだわりが薄い。


ダメ押しなのが、アメリカに比べると都市化が進んで、狭いところでひしめき合う日本の高密度社会では、「相手との関係性を物凄く空気読みスキルで解釈し続ける」という高ストレスにさらされ続けるものを、日々のコンビニなどの食べ物やお菓子によって緩和するライフスタイルが、形成されている。しかし、アメリカは、そもそも低密度の社会で、人との距離は「遠く広い」ので、人間関係の群衆化による高密度ストレスは、とても低い。なので、それを「コンビニエント(=すぐ手に取れる)」さによって緩和するという流通システムは形成されていない。


個人的な見解だけれども、米国社会は、日本とは逆の構造をしていて、人とあまり触れあえない(土地が広いので、あまり人と高密度に接しない)ので、「人さびしくなる」ことのほうが問題なんだと思います。なので、彼らがBBQをしたり、レストランで会食する目的は、一番大きいのは「仲のいい人とおしゃべりがしたい!」なんです。だからご飯の味よりも、「場の雰囲気」のほうがはるかに大事なんですよ。


ちなみに、この社会システムには、日本人は入れていない人が、ほとんどだと僕は個人的に感じる。在米の日本人は、ほとんどが一世(日本から一人でやってきたチャレンジャー)なので、そもそも、英語力が足りすぎますし、仕事ができても、地元やエスニシティなどの、ディープな人間関係をそもそも持っていない、孤独な人が多い。孤独でなければ、在米の日本人(永住組や永住組などのややこしいマウンティングこそあるものの)でよりあつまっているので、高純度な日本社会が形成されている。そして濃い純度の日本人社会でありながら、食材など日本的なものは手に入りにくいし、また日本社会のことが嫌いで出てきた人が多いので、これまたややこしい言説が積み重ねられていて、アメリカ人の地元での人間関係に全然コミットできていないアレな人が多い。もちろん、Twitterを日本語でやっている時点で、だいぶ、、、、ですよね(苦笑)。←僕も含めてですよ、もちろん(笑)。また、こっちで育っていない限り、やっぱり移民一世なんて、アメリカ社会の二級、三級市民なんですよ。。。言い方は差別的でダーティーですが、まぁ住んで居ればわかりますよね。まったく相手にされないもん。だから、仮に日本人が周りにいなくても、普通は、アメリカ社会のメインの中核の人とは、人間関係が深くなったりしないんですよ。かといってエスニシティのグループに入れないでしょ、そんな簡単に。それなりの金持ちの地区に住んでいても、例えば日本人の家族や子供と仲良くなる白人や黒人の中産階級の金持ちの家なんて、ほとんどないですよ。だって親が英語が喋れない、、、もしくは喋れても、小学校から続く「米国の子供時代」の話ができなければ、話なんかできないもの。共有するものが少なすぎて。駐在でちょっと来る日本人の子供なんか、3-4年でかえっちゃうでしょう?そんなの、地元の奥深いところまではいっていけるなんてことは、まず120%ないですよ。よっぽど特殊な条件がそろわなければ。なによりも、ガチの英語力って、本当に難しい。日常会話が喋れているようでも、ぜんぜん英語力がないってケースは本当に多い。本当にできるのってのは、レベルの高い学校(ミドルスクール以上ね)の成績ストレートA+をとるレベルなんですが、僕バイリンガルの家庭でこのレベルを見たことはほとんどありません。すげぇ特殊な要件がそろわないと、こんなの無理。ちなみに、日本語が全くできなくなっていれば、たしかにAなんてごろごろいます。しかし日本語と英語の両方で、となると、ほぼ不可能なくらい難しいです。一見、英語ペラペラでも、このレベルの「深さ広さ」の英語力は、物凄い難しい。


■そうはいっても、文化は舌を訓練するところから始まるぞ!/日本だけではなくアメリカも同時に誇らしく思おう!



僕は、なんというかなぁ、、、、子供たちにも常に要求しているんだけど、「長く住んだところ+子供時代住んだところ」は、もう故郷ってことでいいんじゃね?と思っています。特に理屈もなく。まぁ偶然だよね、ということで。なので、ペトロニウスは、勝手に北海道と会津若松と東京を自分の故郷として考えています。そして、故郷と設定したからには、そういう縁があったからには、「その場所を愛せ!」と思っています。故郷って、アイデンティティの確立の場所なので、重要なのは、愛することなんだけど・・・・それすなわち、歴史やその背後にあるものをよく理解して体感しなければならないって思っています。なので子供たちには、アメリカと日本の愛国教育をしています(笑)。だとすると、もっと難しくなるのは、アメリカと日本が対立した時にどうするのか?ってことです。実際戦争していた時期があるわけだから。その場合は、両方に深くコミットしているのならば、「架け橋」になれるはずだ、と言っています。僕は、自分もそうありたいし、そうあってほしい。そしてこういうのは偶然の縁によって作られるので、僕としては自分のいろいろ勉強してきた積み上げの歴史感覚として、海洋国家日本は、同じ海洋国家のアメリカと同盟を結ぶべきだとと思っているので、アメリカに住むことができてよかったなーと思っています。まぁこういうのも縁ですよね。まぁちなみに重要なのは、「愛する」ってのは、いいとこどりできない。悪いところも愛して、認めて、血肉にしなければならない。とおもっています。


ということで、この哲学からすると、


アメリカはまずい!


で、終わらせるのは嫌なんです。もちろん日本人の舌からすると、まずい部分はあるかもしれないですが、それが「自分中心で見た思い込みではないか」は検証がいるし、、、それ以上に、悪いとこではなく、ポリアンナの良かった探しみたいに、おいしいところ探しをしたいのです。実際のところ、味覚とか視点は、「積み重ねによってできている」もので、なかなか異なる体系、システムは受け入れにくいので、そのあたりを理解しよう、自分の舌を教育する努力なくして、まずいとは単純に言ってはいけないと思うのです。いや、僕毎回いっているけど(笑)。まぁ実際、もう明確に、赤身のステーキは、圧倒的にアメリカのほうがおいしいです。ちなみに、このおいしさが最高潮になるのは、醬油を使った時なんですが、、、醤油がない味で、グレービーソースとかホースラディッシュで感じる味とか、もう少しクンフーを積まなければならないとおもっています。


なんでも具体性がないとだめだよな!と思う今日この頃です。まぁこの変異挙げているのはジャンクフード的なものが多いですが、まずは日常から攻めないと(笑)。

cookpad.com
www.the-sanfranciscan.com

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あとは、僕は西海岸に住んでいるのでIPA大好きで、地ビールのスモールブリュワリーを一時期、気合入れて回りまくっていましたが、このあたりももう少し体験を深めないとなーと思っています。一時期はアメリカになれよう!ということで、バドライトとか薄めのを攻めまくって味を覚えていった時期もありますが、やっぱIPAのガツンとするのがいいですねー。バーボンなども。まぁまだまだ勉強の余地がありまくりなので、これからに期待です。
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とにかく、いろいろな料理探しまくっているところです。まぁ時間がかかるよね。やはりメキシカンが全く味の体験が違うので、これをトライしてみなければ、と思って早数年。トルティーヤスープは、何を食べてもおいしい。日本に帰っていたときに、夢に見ました。

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あとは南部料理かなー。ガンボ最高。
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ハワイ料理のキングスハワイアンは、、、、、、へんに微妙に日本食ぽっいので、めちゃつらい。ケーキがレインボーって!!!。これはアメリカナイズされているんですよねー。
kingshawaiian.com

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ピザは、おいしいものが多い。とくに、ここのピザは、めちゃくちゃ好き。
https://www.blazepizza.com/

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ここの魚はおいしいんだよね!。いろいろな白身が試せる。

www.cafishgrill.com

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