California’s SpaceX Crew Dragon Docks to Space Station

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https://twitter.com/NASA/status/1266932838303227911?s=20

今週も忙しくしている。が、やはり通勤はないし、家で仕事しているから、子供たちといろいろ話せたり、それなりにストレスのせいか、コツコツドラマやマンガも観れている。映画や特に本があまり読めていないのは、やはり仕事のプレッシャーゆえか。忙しいと、英語の勉強とか、基礎的なものの改善をする余裕がなくて、なかなか日常がままならない。まぁ子供が小さいので、子供のとの時間を優先してしまうからと言うのもあるんだろうけど、、、、なかなか時間がないことよのぅ。思う日々。ちなみに、この記事はメモという感じ。五月の末にジョージフロイドさんがはくじの警官に殺されたことで始まったプロテストも、まだ続いている。着地点があるものではないので、どこかで収束するにしても、、、アメリカの現実をこれでもかと見せられる。しかし同時に、このメモで覚えて起きたいのは、アメリカの宇宙新時代が同時に始まっていること。スペースシャトルがなくなって、宇宙に行くにはロシアの手を借りなければならなかった状態から、民間企業のスペースXによる有人のロケット打ち上げは、胸を躍らせる出来事であるし、歴史的にも大きなポイントだろうと思う。これがほぼ同時に起きた、、、、と言うのは、胸に残しておきたいし、、、アメリカに住んでいる経験としては、記憶に残るものだろう。ニュースでも、この報道が同時にトップニュースで報道されていたが、アメリカのなんと言うか懐の広さと深さを感じさせる出来事であった。その後、アメリカのドキュメンタリーを見まくっているのだが、宇宙開発の情報は、あまりいいものが見つけられなかったのだけれども、僕的にはこちらも、コツコツおっていきたいもののひとつだ。


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ホリエモンさんの説明分かりやすいー。

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平和的なデモのやり方

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2020/6/3の水曜日。 先週の25日にミネアポリスでGeorge Floydさんが殺されてから、10日ぐらい過ぎているのに、全米ではプロテストの勢いは増すばかり。2017年のミズーリ州のマイケルブラウン事件(ファガーソン事件)の時は、ロサンゼルスのダウンタウンだけでデモで、ほんの1日でなくなったのに比べると、オレンジカウンティ(すごい裕福な地域が多いのであまりこういうのはない)にも広がり、ロサンゼルスではいまだ夜間外出禁止令(Curfew)のままだ。友人が、銃を売っているお店に長蛇の列が出ていて怖いとテキストを打ってきたり、まだまだ拡大する雰囲気を見せている。着地点が見いだせるとは思えないので、どこかで鎮静化するとは思うものの、なぜこれほどまでに怒りが、そしてプロテストが、大きく深く広がるのかは、日本人の自分からするとやはり不思議な感じがするので、いい機会なので追ってみたい。また、こうした大きな出来事を経て、どのような「構造的なもの」が、今後の未来に残るのかも、考えたい。


朝のニュースは、NBCのTodayを見ているのですが、そこでやっていたニュースが、感心した。


というのは、ここ数日、プロテストが広がり、“プロテスター”(protesters)、“ルーター”(looters)、“ヴァンダリズム”(vandalism)など区別がつかなくなり、そもそものGeorge Floydさん殺害への抗議という性格から、ただの暴動に変化している感じがして、この無秩序のエスカレートに対して、トランプ大統領が「アンティファ(Antifa)」という暴力肯定の急進的左翼集団が秩序を破壊して回っているというレッテルを張りつけました。これは、なんというかマーケティング(世の中の雰囲気への嗅覚)がうまいトランプ大統領らしく、戦術的にはうまい!と驚きました。ようは、共産主義とか無政府主義者的な、特に保守派のアメリカ人がアレルギーがある感情を揺さぶるのにとてもいいレッテルなんですよね。背景には、


リベラル勢力の理念のためならば手段を選ばない暴力性に対する人々の嫌悪


暴動(=結果)だけを映像で見ている我々には、George Floyd protestが抗議活動なのか、秩序の破壊活動なのか区別がつかない


という現象に対して、この出来事は、「アンティファ(Antifa)」が行っている陰謀なんだ!という、「敵を指定する」という行為なわけです。この背景を後押しすると、その言い分の正当性も、ある一面ではウソではないので、なるほど、と受け入れる人はたくさんいると思います。というか、僕自身は納得できないのですが、SNSTwitter、ニュースを見ていると、この意見が強く後押しされて支持されているのが少なくとも僕には感じられます。この辺の、リベラル勢力の極端への暴走に対する世の中の嫌悪感を、トランプ大統領は、とてもよく読み取って、自信の支持層への影響力を保持するのがうまいようにいつも思います。民主党支持者やリベラル勢力には、暴動を煽るようにしか見えないツイートも、共和党支持者や保守層、右翼などトランプさんの支持者にとっては、無政府主義者の秩序破壊テロに対する正当な反撃、治安維持活動に見えると思うんですよね。僕は、そうは思えないですが、そういう感触を見ていると、とても感じます。クオモさんも注意喚起していますね。

しかし、実際の反応はこういう感じですよね。こわい、、、。




じゃあ、どうするか?



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Police officers kneel to pray with George Floyd protesters


このポストトゥルースの世論誘導に対抗するには、暴動自体を止めないといけないわけですが、実際にそれは物凄く難しい。言われているように、抗議活動の暴動の主体は、複雑に入り乱れていて、誰がコントロールしているというわけではないからです。


でも、ああ、鮮やかだなぁ、と思ったことがいくつかありました。上記にあるように、膝をついて祈る姿勢を示すというやつです。何がうまいかって「こういう姿勢だと暴動が起こしにくい」からなんですよね。きっと、キング牧師のころからの伝統的に積み上げられてきた「暴力と憎しみが吹き荒れるさなかで、抗議行動のデモ、行進を行う」知恵が蓄積されているんだろうなというのが見てて、感心しました。それと、警官が呼びかけて、行進自体の中に入っていくということをしていて、それがどんどん広がりつつあります。これは警官と黒人の「分断」の問題なわけで、その主体が、「入り乱れて」更新すると、暴力や無秩序をエスカレートさせようとしても、しにくくなるからです。


というような平和的なデモの更新のやり方に対する具体的な知恵がどんどん出されて、それがどんどん広まっていく。今日の朝の、NBCのニュースは、この平和的なデモ行動が、全米ですごい勢いで広がっているさまが報道されていました。もちろん変更的な報道(NBCはリベラル寄りなので)な側面もあるでしょうが、起きている現象に、どんどん対応していこうとする、無力ではなく「具体的な方法」を編み出して、行動に移している多くのアメリカ人たちがいて、いやぁ凄いなぁ、と思いました。やはり知恵は大事ですよね。暴力が吹き荒れる中で、非暴力を貫きながら、しかし現在の権力に従わないなんて言う離れ業が、それでもあるんだなぁ、人類は凄いなぁと思います。この辺の歴史や背景を知りたい人は、映画『グローリー』をおすすめします。

https://twitter.com/RexChapman/status/1268379338019418113?s=20


グローリー/明日への行進(字幕版)


どうでもいいことですが、僕はやはりリベラルサイドにどちらかというとシンパシーがあるので、できれば、FOXとかでニュースを見たいなぁと(全体がどうなっているのか知りたいので)思うのですが、なかなか忙しくて時間がないのが、しんどいです。



ちなみに、この事件を通して「未来に何が残るのか?」というのは、短く考えると、やはり大統領選挙ですが、コロナウィルスのことと合わせて、中央集権的な大統領の権限の拡大問題が、大きいんだろうなぁと思います。ようは、暴動を抑制するために、連邦軍を動かしたいとか、州政府へのコントロールを増やすことに、意図しているかどうかはともかく、トランプさんの行動はなるわけです。しかし、州権の強いアメリカでは、ローカルな暴動に、連邦軍連邦政府が介入するのは、とても難しい。こういうの、Stay-at-home-orderや経済の再開(ロックダウン御解除権限)などが、いったいどういう基準で、誰が決めて、現実になるのかというのは、この件が大きく影響すると思うのです。今度は、この辺も追うってみたいなぁと思います。

www.afpbb.com



www.usatoday.com


www.today.com


そういえば、このさなかで、Fergusonの市長に、Ella Jones という黒人の女性が選ばれたことが報道されていました。ああ、そうやって、少しづつ、世界かわっていくんだなぁとしみじみ感じました。やはりこの事件では、ファガーソン事件をとても連想させるので。

www.cnn.com

Ella Jones was elected as the first black and first female mayor of Ferguson, Missouri, on Tuesday, nearly six years after protests erupted in response to the 2014 death of Michael Brown after being shot by a white police officer.
June 3, 2020

www.npr.org


こういうのをリアルタイムで追っていると、興味深いです。

「アンティファ(Antifa)」ってなんだ?

1日の『ABEMA Prime』に出演した町山氏は「年齢や人種が完全に入り混じっているが、大きく分けて3種類の人たちがいる」と話す。

 「一つ目は“プロテスター”(protesters)と呼ばれる、黒人への暴力に抗議する人たちで、僕の映像に出てくる、警察に訴えかけている女性がそうだ。多くはプラカードを持ち、警察署に行って意思を伝えようとしている。二つ目が“ルーター”(looters)と呼ばれる、略奪すること自体が目的の人たちだ。はっきりした政治的主張があるわけではないし、警察署ではなく商店などに行く。例えばオークランドではスーパーや家電量販店が襲われたが、むしろ略奪を止めようとしたのは黒人たちだったようだ。そして三つ目が“ヴァンダリズム”(vandalism)といわれる、破壊しに来る人たちだ。商店から物を奪う、銀行でお金を奪うというよりも、連邦政府の建物やスターバックスなどのグローバル企業、その店舗を襲撃する。そもそもアメリカではワールドシリーズスーパーボウルなどの大きいスポーツの試合、あるいは政治的なデモが行われる時に現れて、略奪や破壊をし、街をめちゃくちゃにしたり、警官に石を投げたりして、状況をカオスにしようとする」。


times.abema.tv

この整理めちゃくちゃわかりやすくなった。特に、自分の中で、Lootersとvandalismの区別があいまいだった気がする。これももう少し深堀して、実態を考えてみたいが、こういう手がかりがあると早い。こういう抗議活動があると、Anti-Federalism(反連邦)のイメージががあって、それとどういう風に区別して考えるかというのが、いつもいまいちだったので、こうやって整理されると、おおーと思う。


この後に、アンティファ(Antifa)と“ブラック・ブロック”(BLACK BLOC)の話も出てくるが、この辺りも、興味深い。2017年8月のアメリカ南部・バージニア州シャーロッツビル(Charlottesville)事件が起きた時に、アンティファののことが気になって、いろいろ調べていたが、そのあとあまり聞かなくなった気がしていたが、表にいよいよ出てきた感じだなぁと思う。町山智浩さんが言うように、これは組織化されていない集団なので、実態を持っているというにはかなり難しいものだと思う。だから、トランプ大統領の言うようなテロ指定ができるかというと、実際は難しいと思う。とはいえ、オルトライトやWhite Supremacismだってそういうもので、こういうコンセプトだけで緩やかなネットワークになっているものを、どう管理というか、コントロールというか、制御するのかは、今後の為政者の課題だろうなぁとは思う。難しいのは、実体がないから、権力側で、勝手に定義して、都合がいいように権力行使が可能になってしまうので、制御の必要性はあるが、どうやって権力の暴走を抑えるかも、微妙な感じ。


白人ナショナリズム-アメリカを揺るがす「文化的反動」 (中公新書 2591)

リバタリアニズム アメリカを揺るがす自由至上主義 (中公新書)

この辺りが、単純に白人至上主義とかリバタリアンとか言っても、複雑なローカル文脈があるというのがわかってよい本だと思います。

www.miamiherald.com

www.bbc.com

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いつも思うのだが、町山智浩さんのアメリカの理解、紹介の幅の広さって、本当に凄い。Twitterで追っていると、かなり癖のある人で、単純に素晴らしい!とは言えないようなことの連発の人なんですが、「それをはるかに超えて」、なんというか実力がものすごいっていうので、いつもへへぇ、、、、と打ちのめされる。やっぱり凄い人だなぁ、と。大体、価値観が凝り固まっている人というのは、業績がろくでもなくなったり、老害とかしやすいんだけど、こういうのみせられちゃうとなぁ、、、、。やっぱり、僕が大事なことは、こういう継続して結果が出せることが一番大切なんじゃないか、と思うので、やっぱり好きだなーと思う。というか尊敬しているんだろうと思う。

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