『十三歳の誕生日、皇后になりました。』青井みと(画) 石田リンネ(著)ひたすら健気な莉杏を愛でる話ですね。うん。

評価:まだ終わっていないので未評価
(僕的主観:★★★★☆4つ半)

2024年の3月にマンガの6巻が出たので、いそいそと購入。好き。石田リンネさん、作者買いになってきた。作者買いってのは、あまりに面白くて、この作者のやつはとりあえず全部買って読んでおこうってやつ。『茉莉花官吏伝』が素晴らしすぎて、そのマグニチュードの余波で、『十三歳の誕生日、皇后になりました。』も読むようになって、マンガもよいんですよね、うむ。視差小説?というか、同じ赤奏国の皇位簒奪の話なんだけど、視点が違うんだよね。13歳の方は、ひたすら健気な莉杏を愛でる話として読んでいるんですが、、、、特にマンガのデザインは、めちゃくちゃ可愛いし。だけど、ふと思ったけど、これも女の子の自立の話なんだって思い直してきた。若い皇帝の後宮に無理やり入れられた若い女の子という後宮小説のモチーフは、よくある話なんだけど、『茉莉花官吏伝』の茉莉花のテーマと展開を念頭に入れると、あれ、これテーマどっちも同じだって感じがする。うーむ、石田リンネさん、さすがだな。

とはいえ、僕は男性なので、どうしても男性目線で見ちゃうなー。暁月って、大したやつだと思う。作中での年月経過がどれくらいかわからないけど、すぐ2−3年経っていると思うので、さすがに13歳に手を出さないと言っても、この中世くらいの世界で16歳くらいになったらもう普通手を出すでしょう(笑)。よく、思いとどまっていられる。毎日一緒に寝るベットで、毎夜彼女が成長できるような問題出すって、どんだけ紳士なの暁月くん!ってうなるよ(笑)。皇位簒奪で、傾いな国家の立て直しやっているんだから、いつ死ぬかもわからないし、絶大なプレッシャーだろうに。しかも、これだけ投げに尽くしてくれて、もう明らかに恋人だろうくらいに絆が深まっても、、、暁月くん、君は偉い。ヤンキーっぽいから紳士なのかな?(笑)。

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十三歳の誕生日、皇后になりました。 コミック 1-4巻セット