2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『ZIELONA GRANICA (GREEN BORDER)』『人間の境界』2023 アグニエシュカ・ホランド監督 世界の難民問題の闇とヨーロッパのダブルスタンダードを告発する問題作

評価:★★★★☆星4.7 (僕的主観:★★★★☆星4.8つ) 2024年5月18日(金)。友人のおすすめでTOHOシネマズ 日比谷シャンテに。金曜日の夜に駆け込みました。地味な作品なんで、すぐ公開縮小するだろうなと思って。実際、関東でやっているところってほとんどないん…

『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』(2012年 - 2018年)2000年代の問題意識のほぼすべてのテーマを包含して解決まで到達した戦記ものの傑作

2024年2月3日に『ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン』を再読了。漫画全巻読み直して、いてもたってもいられなくなって、小説全巻14巻を読了。僕はペトロニウスの名にかけて、星5つの大傑作だと思っている。 「何度も読み直したくなる」キャラクターの魅…

「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」@パナソニック汐留美術館

「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」@パナソニック汐留美術館に行って来ました。先日、終わるギリギリでフランクロイドライト展をやっているのを見つけて、行きたい!と思ったけど、時間がなくて無念で見逃したので、気にしていたら、面白そう…

『外科医エリーゼ』がアニメ化したので、悪役令嬢モノの類型を読み直したくなってきた。

評価:終了前なので未評価 (僕的主観:★★★★4つ)Netflixかアマオゾンプライムか確認できていないが、アニメ化していたので(アニメは2024/2/10時点)思い返して全部読み直してしまった。今回の記事に挙げているのは、全て僕が「何度も読み返している」奴な…

『絢爛たるグランドセーヌ』25巻 コロナによるロックダウンで、バレエのキャリアが消え去ってしまいそうになる雰囲気が生々しい

25巻。いつもの通り発売日に購入。2024年4月。『絢爛たるグランドセーヌ』25巻で、奏は、ロイヤルのアップアースクールに合格するのだけれども、この巻は、仮名では多分16歳近辺で次に高校生に上がるぐらいだと思うので、15歳で中学3年生ぐらいなの…

『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』グレタ・ガーウィグ監督 グレタ・ガーウィグ監督が描く女の子が自立して生きていくこと

評価:★★★★★星5.0 (僕的主観:★★★★★星5.0つ) グレタ・カーウィグ監督が描く現代的な射程を持った若草物語『レディバード』『バービー』と、噛めば噛むほど面白く深い脚本、映画をつくるグレタ・ガーウィグ監督は、批評性が高い上に画面の絵作りも見事で素…

いのまたむつみさんから振り返る絵柄の変化

イーノマータ!って、そうだったのか!!!!!!!。全然、知らなかった。。。 https://t.co/kXIFK2OUPG— ペトロニウス (@Gaius_Petronius) 2024年3月18日 この記事は3月に書いているんだけど、三寒四温が凄すぎて、寒くなったり暑くなったり。鳥山明さん、…

『アルテ』19巻  レオとアルテの絆が、、、、恋や愛を、はるかに凌駕する重さを持っていることが、切々と伝わってくる

読んでいてつらいエピソードですよね。だって、最終的には、アルテが、レオににフィレンツェで再開できるまでの、「その背景」を描く、ドラマとしては谷間のエピソードなので、暗い。ひたすらレオが、どれくらい過酷な過去を持って、物乞いから這い上がって…

『ザ・クリエイター 創造者』2023 ギャレス・エドワース監督 アメリカに対する不信が強く垣間見れるイメージの奔流

評価:★★★★星4つ (僕的主観:★★★★星4つ) まぎぃさんにおすすめされてみましたが、自分的にはイマイチ。フランチャイズでもシリーズ物でもないオリジナル脚本のSF大作でしたが、ドラマ性よりは、未見性に寄りすぎているために、感情移入がしにくかった。…

『十三歳の誕生日、皇后になりました。』青井みと(画) 石田リンネ(著)ひたすら健気な莉杏を愛でる話ですね。うん。

3月14日発売『十三歳の誕生日、皇后になりました。』第6巻は、莉杏だけの表紙イラストとなっております!莉杏の命懸けの決意と暁月との深い絆をコミックスでもお楽しみください! pic.twitter.com/ibAqDtzGud— 石田リンネ (@ishidarinne) 2024年3月19日 評価…