『機動警察パトレイバー』 ゆうきまさみ著 東京の雰囲気を見事にとらえている

機動警察パトレイバー (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)機動警察パトレイバー (1) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)
ゆうき まさみ

小学館 1995-08
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評価:★★★★★星5つ
(僕的主観:★★★★★星5つ)


先日、平松剛さんの磯崎新に関する本を読んでいて、東京、、、というと思いついたのが、この作品。押井守監督の映画もそうだが、東京の雰囲気が色濃く出ている作家で、僕はこの人の作品すべてに東京のイメージが凄く匂い立つ気がする。なぜだろうか?。ちなみに、『じゃじゃ馬グルーミンUP』もそうだが、ゆうきまさみさんは、本当に外れがない素晴らしい作家だ。しかも、年代を超えてどれも読める上に、見事なほどの青春を描くビルドゥングスロマン(=成長物語)。また、どの作品も、炭鉱y本で一気に読めば読むほどの味わいが増す設計がされている、というのが見事な作家性だと思う。ちなみに、僕はこの人の最初期の作品の、アッセンブルインサート(当時意味がわからなかったが五巻が最高に好きだった)と、ヤマトタケルの話が好きでねぇ。。。そんでもって、エロの傾向は皆無の人なんだが、最初の初期作品のちょっとしたエロシーンが、子供心に、凄い好きでねぇ(笑)。どれも本当に素晴らしい。完結したら、鉄腕バーディーも読もう。…しかしこれが今の最新刊とはねぇ、、、とっくの昔に終わったものだったはずだが・・・。いや、ほんとうに、ゆうきまさみさんは、すごい。

じゃじゃ馬グルーミンUP 1 (1) (少年サンデーコミックス)じゃじゃ馬グルーミンUP 1 (1) (少年サンデーコミックス)
ゆうき まさみ

小学館 1995-03
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