誘いに応じて世界が広がる──50代で初めてのイマーシブ東京

友人に誘われてペトロニウスさんならつきあってくれるかも?と声をかけてくれた。「イマーシブ・フォート東京」に行ってきました。この友人も、実は行く人がいなくて半ば諦めかけていたそうです。そこで「ペトロニウスさんなら付き合ってくれるかも」と、思い切って声をかけてくれたそうです。誘ったら行きそうという雰囲気は大事ですね(笑)。その誘いがなければ、僕はきっと今回の体験をしていません。


これですね。今話題の株式会社刀(Katana Inc.)、CEOは森岡毅さんですね。とにかく体験してみたいと思っていたので、誘ってもらえてよかったです。基本的に、やっぱり「どこかへいく」「新しい体験をする」というのは、一人で行けるほど、50代のおじさんの腰は軽くありません。50代ともなると、仕事や家庭で背負うものが重くなり、新しいことに手を出す余裕はほとんどありません。それは誘う側も同じで、「相手が興味ないかもしれないこと」を持ちかけるのは、意外なほど勇気がいる行為です。


基本的に人から誘われたら、なんとか時間捻り出して駆けつけるので、なかなか前情報を入れる余裕がありません。そもそも、なんとなく聞いたことあって、前日に、あ、お台場なのか!って場所がわかったくらい。ここは、旧ヴィーナスフォートなんですね。なんか、20年くらい?前に、奥さんとデートしたのを覚えていて、あれ、なんかみたことある!って既視感すごかった。

今回体験したのは、シャーロック・ホームズの物語。詳細はネタバレになるので控えますが、これは今までのエンタメとはまったく違います。「完全没入型」と聞くと、受け身で楽しむイメージがありますが、実際には自ら動き回り、情報を集め、物語に参加しないと成立しない。ただ座っているだけでは、物語から置いていかれます。正直、歩き回るのは50代のおじさんにはきつかったですが、その“参加しなければ始まらない”感覚こそが、これまで味わったことのない醍醐味でした。もう少し事前情報入れて、動き回る覚悟を決めていくべきでしたね。体験参加型なので、なかなかその意識がないと、十分に物語を楽しめないいですし。

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新しい体験は、人からやってくる
僕は基本的に、人から誘われたらできる限り応じるようにしています。なぜなら、50代の腰は、自分一人で動かすには重すぎるからです。今回も、友の一声がなければ、旧ヴィーナスフォートでシャーロックの世界に飛び込むことはなかったでしょう。


新しい体験は、自分からではなく、案外、人からやってくる。


だからこそ、その誘いに応えられる自分でいたい――そう強く思った一日でした。