平安朝の貴族文化を現代風にアレンジしてエンターテイメントする手法って、本当に一般化したなーと思う。

千歳ヲチコチ 8 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

千歳ヲチコチ』、凄い良かったです。凄い綺麗に終わってくれたのもよかったです。しかし、平安朝の貴族文化を現代風にアレンジしてエンターテイメントする手法って、本当に一般化したなーと思う。だって、この漫画なんて、ほとんど説明がないじゃないですか。平安朝の通い婚とか歌を詠んで愛を囁くとか、もう固有で現代とは全く違うファンタジーみたいな世界なのに、説明なしに、この世界が当然わかるよね!という感じで話が進む。これって、このフォーマットが、深く浸透している前提で書かれていると思うんですよね。海外に翻訳したら、まったく意味不明なんじゃないかなと思います。そもそも、東宮とかって、まぁプリンスなんですが、そんなの知らないと、全然わからんだろうなーと思う。

なんて素敵にジャパネスク【期間限定無料版】 1 (白泉社文庫)

この類型の始まりを思い出すと、やっぱり『なんて素敵にジャパネスク』ですよね、小説も漫画もよかった。これのおかげで古典の授業が、スゴイ好きになったし興味深く感じられるようになったもんなー。瑠璃姫かわいかったもんなー。。。。。。今ふと思ったけど、これって続き出ていないのかな?。。。。。氷室 冴子さんは、亡くなってしまったけど、山内さんは、やっていないのかな、、、。『ざ・ちぇんじ!』も、好きだったなー。もうめちゃめちゃ何度も読み返したよなーこれも。

ざ・ちぇんじ! (第1巻) (白泉社文庫)

でもこの辺の作品があったおかげで、日本の古典や当時の生活が凄い身近に考えられるようになったよなー。条件でもすごいお世話になった。常識的な世界観がわかっていると、凄い楽なんだよね。漫画作品探しまくって、読みまくって、それで源氏物語も訳者変えていろいろ読むようになったもんなー。なつかし。。。

源氏物語 あさきゆめみし 完全版(1) (Kissコミックス)