アメリカの訳のわからんもの飲むシリーズ

いろんなもん試しているけど、しょせん自分の知っている行動範囲の中であって、なかなかブレイクスルーできない感じがする。しょせん人は、自分の知りうる、動ける範囲でしか、物事を知れないのだという諦念が大きくなります。自分が知る中では、やはりARIZONAがでかいな。緑茶に甘いのなんて!というコペルニクス的な転換があって、好きになった。あとは、「KOMBUCHA」(紅茶キノコ)だな。紅茶にキノコ型菌のようなものを発酵させたものらしく、昆布茶ではありません。ずっと昆布茶だと思っていて、友人居行ったら、めちゃ馬鹿にされました(涙)。どうも10年くらい前に韓国から米国にきたものらしく、韓国語で菌をKOMと発音することから、こうなったとかならないとか。しかし、韓国で見たことなかったぞ?こんなの。こっちでは、めちゃくちゃポピュラーで種類がある飲み物。健康美容飲料?みたいなものかな。

2022年7月10日の第26回参議院議員選挙 - 赤松健さんの選挙戦感想

選挙戦が終わって、少し日が過ぎて、なんとか落ち着いてきた気がする。安倍元総理の記事でも書いたけれども、自分の体験を少しでも日記的に残しておくと、後で過去を振り返るときに、とてもうまく再構成できるので、コツコツ書いている。ブログ自体はオワコン(笑)なので、意味はないかもしれないが、まぁ自分のためのクンフーだし。Twitterは、楽しいんだけれど、自分が書いたものも見たものも散逸してしまって後でワンセットで見直せないんですよね。余裕があるときというか、ちょっと大変でも残しておきたくて。多分数年もして見直したら、記憶がよみがえりやすいと思うので。ちなみに選挙中で一番印象に残っているのは上の写真(笑)。

目標は、当初100万票でしたが、選挙途中でかなり厳しいということがわかり、なんとか当選しようと危機感を募らせた感じでした。最終的には、53万票。自民党比例で1位。もともと、山田太郎議員の54万票が念頭にあったわけですから、ほぼ同じ戦闘力を獲得したわけで、大勝利だったといっていいと思います。

Youtubeとかで政策を訴えてくれるので、いろいろなことがとても勉強になりました。一言でいうと、推しがいる選挙は、気持ちが乱高下する故にしんどい代わりに、候補者のスリルの追体験ができるので、めちゃくちゃ楽しかった!。久々に、自分が大事だと思っているイシューを体現してくれる議員の登場に、とてもうれしくなります。それだけでなく、マンガ図書館Zなど、仕組みを変えてくれる実力を持っている方が、国政に参加されるのは、とても楽しみです。


表現の自由についてなどなど感じたこと

いろいろ追っているといろんな情報がつながってきますよね。

一つには、表現の自由関連で73万票くらいあること。

しかしながら固い組織票ではないので、候補者に分散して投票はさせずらいこと(いいかえれば、一番知名度がある人がすべて取ってしまいやすい)。だから、くりしたさんなど、表現の自由を掲げた候補は、落選が相次いでいた。これが自民党を選好したせいで、野党が嫌われたとか、そういう可能性もあるので、何とも言えないけれども、その辺は誤差範囲かな。あまりに票数に差があるので。

また50万票ほどの票のうち、たぶん固く動く票と、危機感もって動く浮動票とに分割されそうなこと。聞いた感じによると、山田太郎議員と赤松健議員の支持者の重なりは大分3割くらい?(ほんとかわからん噂だけど)でそれほど重なりがないと考えると、確かに潜在的には、70-100万票ぐらいの表現の自由等々の関連にイシューを持つ投票者がいるというのは、事実かもしれない。

トヨタの労組が20万くらい、郵便関連の候補を10万票近く差をつけているところなど、50-100万票オーダーでの特定事項に関する圧力団体、政治グループとしては、巨大だと思う。同時に、固く組織票になるというわけではないので、今後の組織化や戦術などは、いろいろ考えることはありそう。でも山田太郎赤松健らは実行能力を持った特定イシューに強いローンウルフ型の議員なので、これが組織化に向くか、必要あるか、出来るか、などなどいろいろ課題はある。オタク平和党(笑)を立ち上げて、日本を表から支配するのだ、わハハハハハ!みたいなのは、難しそうだけど、まぁこれだけの支持層があれば、あながちおかしなことではない。多分都市層に強い政治グループだと思う。データでも出てるしね。表現の自由のような、リベラル色が強いライフスタイルを持つ人が支持するのは間違いないから。


■思い出

これだけオタク色をストレートに打ち出して、それでも、支持層をがっちり53万票獲得できるのだから、それはそれでなかなか大したものだと思う。というのは、僕は表現の、、、、この辺の支持層は、

萌え VS サムライ

と呼んでいるんだけど、いわゆる「萌え」的な絵柄が、生理的に許せなく嫌いという層も、多くいるように感じている。そういう層に対するポリコレ的な配慮無視して、票ががっちり取れるというのは、ここにかなり固い層があるという証左だと思う。戦術的にも、マンガ家であることの強みを生かすならこの戦術を十全に展開できないと厳しいしね。


まさか、ラブひなネギまの新作の絵を見れるとは思いもよらなかった。すげぇうれしいよ、ファンとしては。

■宣伝カー


■その他いろいろ

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安倍晋三元総理大臣への追悼

最近、日記というか忘備録のようになっているブログです。自分の中に大きかったイベントごとは、なるべく記録するように努めている。個人的な意見・体験を内省化するなりメモを取っておかないと、年寄りだからかすぐ忘れてしまう。大きな出来事をこうして丁寧になるべく追って内面化しておくと、10年ぐらいたってそれが歴史になった時の読む本や見る映画、ドキュメンタリーが、より面白くなる。そう思いつつ。

2022年7月7日(木)PDTに生まれて初めて出す同人誌の宣伝のツイートあげた直後ぐらいに、NHKのツイートを見て第一報を知りました。日本時間では、2022年(令和4年)7月8日11時31分ですね。。。すぐに「心肺停止」と出た上に、直近からたぶんスラッグ弾を受けたらしき映像を見るにつけ、これは無理だなと思いつつも、祈るしかありませんでした。この時は、なんだか狼狽して、何にも考えられなかったんですが、細かいことはともかく人ひとりの命を思うと、助かってほしいぐらいしか思わなかったですね。直後、友人とラインしながら選挙の直前であり、これは日本の大きな分水嶺になるぞって、背筋が寒くなりました。

アメリカでは、安倍元首相に弔意を表して7/8-7/10に半旗

こういう情報は知っていたのですが、ほんとうにどこもかしこも半旗で、ちょっと驚きました。下のカールスジュニアのコメントをしているのは、あれが公的機関ではないからですね。正直言って、なんでこんなに敬意があらわされるのか、今でも不思議です。アメリカ国歌ならともかく、アメリカの市民にとっては、ほとんど関係ない話だと思うのですが・・・。というのは、日本のニュースなんか、そもそもアメリカで見たことほとんどなくて、あって現在の令和天皇陛下の即位の時ぐらいでした。なのに、こうしたボトムからいろいろな形で敬意が示されると、なんでなんだろう?って。ただこれだけ、アメリカから深く敬意が示されたことは、日本人として覚えておいていいことだ、と思いました。


ここにもありますが、会社のCEOから直接お悔やみのメールが来たし、エグゼクティブからチャットで大丈夫か?って確認が来たので、びっくりした。だって、僕なんか一市民なんだから、そんな元総理大臣の生き死にになんか関係あることじゃないのに、たぶん日本人だからって気にしてもらったんだろうと思う。こんなに心配されたりオフィシャルにリアクションされるってことは、一つには、英語でニュースがいつもよりかなり報道されていること、もう一つは、そもそも安倍元首相のことをたくさんの人が知っているという前提があったんだろうと思う。まぁ歴史の残る日本の大宰相ですよね。


ペトロニウスの評価

長期間の政権を維持し、6回の選挙を勝ち抜いた安倍政権。第三の矢が貫徹していないアベノミクスについては功罪あると思うが、少なくとも自由に開かれたインド太平洋戦略を主導した外交による地域の安全保障スキームの構築は、日本と世界の歴史に残る功績だと思う。対テロ戦争で手が回らない、太平洋地域に戦力を展開できない米国に代わって、信頼できる他国間協力体制、軍事協力関係を構築した外交の業績は、計り知れない。アメリカの作る枠組みに従う、入ることが普通の世界で、自ら提案し、構築し、そして米国の面子も失わせなかった。超大国アメリカの戦略概念に、影響を与えたという意味で、プラグマティツクに凄い。ほんとうに歴史に残る人だと思います。ただし、それが故に、右翼のナショナリストの支持層を取り込み歴史修正主義に拍車をかけたこと、またこの目的を達成するために内政的にはかなり民主主義として強引かなことをしており、それはさらなる評価検証がされるべきことだと思う。経済政策的には、アベノミクスによる若年層の雇用の拡大による格差分断を防いだことは、安倍政権が若者に広く支持され、選挙を勝ち抜いた理由だと思う。この部分を認められない人は、事実に対してあまりに目が曇っているとしか言いようがないと思う。しかしながら、それと同時に労働賃金の国際比較での低位になってしまい、第三の矢の構造改革が進まず、国際的経済地位の低下を招いてことというのもまた事実だろうと思う。思想的には極右に近く、なのに実際の政策は欧州左派と類似するリベラルな経済政策を展開するという矛盾した、言い換えればバランスのうまいとても自民党的な人だった。ちなみに経済政策としては、これ以上のことができたとは思えない。後知恵でいえばいくらでもいえるし、理想論でいえばいくらでも叫ぶ、言い張ることは可能でしょう。でも、日本さまざまな構造を考えたら、これが限界だったんじゃないかなと思う。少なくとも、ペトロニウスは、歴史はそう評価するだろうと思っています。優先順位を考えたら、「ゆでガエル」になってでも、格差を広げないこと、若年層の雇用を増やすことは、日本の分断を防ぐためには、打てる精いっぱいの手であったと思うから。だからこそ、ほとんど手つかずの構造改革、第三の矢の部分は、本来はこれから貫徹されなければならない課題だと思う。そこは菅政権、岸田政権に求められている部分であると思う。


アメリカ3大統領のコメント

nypost.com

この3人が、好意的にコメントするってのが、同時に並ぶというのは、驚きです。


■吉宗さんと本当はトップガンマーベリックの話をするはずだったのに

ほんとうは、この日は、吉宗さんと映画の話をする予定だったんですが、急遽、結局大半がこの話に。実際は、話すのをやめようか、、、って話していました。あまりにセンシティヴな話だし、この時点では、原因も理由も何もわかっていないのに、何か喋れるとは思わなかったのです。

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でも、前の日に話していて、理由の陰謀論的な邪推になるならないとかの以前に、歴史を知っている、勉強してきた世代のものとして、ある程度「心構え」は、話せるんじゃないかという話になって、ここから逃げるのはダメですねという話になって、結局、配信しました。


アメリカと日本の銃犯罪比較

これは、不謹慎ではあるが笑ってしまった。

■海外の評価

これのツイートが物凄い秀逸だった。海外の評価は、この分類ですべてまとめられて、安倍政権の評価の幅を網羅していると思う。下記のツイートも貼っておきますので、それぞれの例をも引用してくれているので、これはよいと思う。



ヒラリークリントンさんへのとんちんかんな対応とか、データでものを見れない人が多いなぁって思います。ある程度データーをベースに話さないと、言い張り可能で、妄想のぶつけ合いになってしまうので、そういう人は長期的には無視されて世の中に害を与えるだけにしかならない。

■問題の原因をどこに求めるか?

今回、日本の民意は冷静で、参議院選挙には、ほとんど影響を与えなかったと思う。これは個人的な感覚ですが。。。それは、これが政治的な暗殺などではなく、秋葉原の事件や京アニの事件と同じく、失われた世代の通り魔的な、、、というかなんと表現していいのか、これから考えなければならないんだろうなぁと思うんですが、失われた世代、いまの40台の闇が暴発したもので、政治と直接に関係あるイシューではないって感じたんじゃないかなぁと思うんです。もちろん政治に関係ないわけじゃないんだけど、日本社会のもっと奥深い闇の部分で、これって新興宗教の問題だけではなく、その奥にある、ある特定の世代が、何一つケアされずに捨て置かれていることへの反動だろうと思うんですよね。そういえば、僕も「もっとも救われない層」の苦しみをどう救うのか?というテーマがエンターテイメントに出ているけど、これってどうにもならないんじゃないか?ってあきらめてしまいましたが・・・・あきらめた反動なんですよね、これは。これだけ多発して、その類似性があるのを見ると、日本社会の根源的問題点の一つとしてこれから追及されると思うし、されてほしいと思う。そして、同年代の自分も、このことを目を背けてはいられないことなんだろうなぁって、思いました。