本日も帰り際、終電まで30分ほど同僚とDRYDOCKでビールを飲む。ここのボトルをすべて飲みつくそう計画は、着々と進んでいる(笑)。うむー子供の夜泣きで体調崩す毎日だったんだが、ふと気付いたのだが、いっぱいかにはいのビールを飲んで寝ると、よく寝む寝ることに気づいた。これって、寝酒ってやつかな・・・あーオヤジ化してきているなー(苦笑)。家に帰るまでにビールなので、酔いは醒めてしまうんだが、いい塩梅に精神が緊張からほぐらるよう。出世したことだし、妻にお小遣いの上昇を申し出ようと心で思う日々。・・・というか、給料があがっていくたびに、小遣いが減っていくのって、、、、(笑)。大人って、たいへんだよなー。
まずは、店長お薦めのがつんとホップの効いた苦みの強いアメリカのクラフトビールを。最近、アメリカ系のものが多く置いているんだよね。ブログでその苦みに理由を説明されていたのを読んでいたので、うーんそうかーと、うなりながら飲む。つーか、この苦み、たまらないね。アメリカのビールといえば、バドワイザー、クアーズ、ミラーとかに代表される水のようなものが基本だと思っていたのだが、実は伝統的にはこれこそが特殊で、そもそもホップの効いたものが伝統的だったみたいですねー。うむ―興味深い。
自宅でのビール(酒)造りが合法なアメリカ(*日本では違法)では、ホームブルワー達が実に様々なハンドクラフトビールを造り、新たなスタイルがどんどん生まれ続けている。
その延長にマイクロブルワリーという存在があり(あるように思う)、ホームブルワーはアイデアを持ち込んだり、逆に家庭で造られたビールのコンテストをブルワリー側が開催してサポートしてみたりと、気軽に独自のビール文化を楽しんでいる。日本においても、もはや定着しつつある「I.P.A.(India Pale Ale:インディア ペールエール)」のラガー版、「I.P.L.(India Pale Lager)」や「Black Pilsner」という言葉をサンディエゴで聞いた。なんて自由な発想なんだろうか・・・
IPAといえば、18世紀、かつてイギリスから植民地だったインドにペールエールを運ぶ際、赤道を通過するという灼熱の環境だったため、ビールが劣化してしまった・・・という事実が関係する。このような過酷な条件で劣化しない強いビールを造ろうとしたイギリス人が、防腐効果のあるホップを多量に添加し(苦味をつけ)、アルコール分を高めにして醸造を行ったというのが起源だ。
そして、最近になり、アメリカのクラフトブルワリー界でIPAはリバイバル的にヒットすることになる。とはいってもそこはアメリカのテイストが大きく加わった別モノ。。。興味のある方はドライドックにもたくさん並んでいるのでぜひお試しを。
いまやホップを効かせたビールは流行以上の存在になっている。カスケード種に代表されるグレープフルーツのようなシトラス香をもつアメリカ産ホップはフルーティでとても心地よく爽快。ホップのもうひとつの役目である苦味も強烈だが、モルトの甘味を伴ったとき、この甘苦バランスがクセになる。このような新たなスタイルを作ったのは、やはりお国柄によるものだと感じた。
様々な人種やルーツが入り混じった複雑な文化といえる「アメリカ」で、イギリス系、ドイツ系移民といったビールになじみの深い人たちが基礎をつくり、その後さらに流入してくる色々な文化の融合。。。そうした環境が新たな定番を作り、過去や伝統にとらわれない自由な志向となったのではないだろうか。
ビール文化 それぞれの事情 4 「アメリカ -自由と多様性」-/新橋 DRY-DOCK!
http://www.shimbashi-dry-dock.com/archives/51186586.html
煮込みハンバーグとパンを食べたのだが、ここうまいんだよなー。デミグラス系が、おいしい。とくに、ガツンと効く苦みのホップの青い感じのやつと、こういう味の濃いものは、あうなー。うーん幸せー。
そして、今度はその反対方向のフルーティーなやつということで頼んだところこれが薦められたのだが・・・・ちょっと失敗。たしかベルギーのビールなのだが、物凄く甘くても桃の味がするんですが、最初にガツンと苦みあるものだったので、ちょっと拍子抜け。なにもなしで飲めば、まるで甘いジュースのようなこのビールは、個人的には凄く好きだが・・・今日のタイミングでは、もっとSTONEとかの黒ビール系のがっつりしたものに行くべきであったか?と思う。女性にお勧めするのにとてもいいやつで、アルコール2.8%で少なくていい、といっていました。