14話 世界の終焉

いやーよかったSAO。でも、映像になった!というレベル以上の「もう一味」はなかったなぁ。たぶん演出、構成ともに、小説版の持っていた1巻の良さを再現できたとは思えない。もしくはベースにしてオリジナルな何かを見せてもらえた気もしない。そういう意味では、安定的なアニメ化だった感じです。基本的な演出レベルは穴がないので、そもそもSAOは、脚本がめっちゃくちゃいい出来なんで、見続けていれば十分世界に入れた感じです。とはいえ、アニメとしては、★3つ半ですね。この作品は、やはり小説で読みたい。

茅場がびっくりするほどかっこよくて、声も渋くて、、、、なんか、ほんとはいけないんだろうけれども、彼の憧れと執着には、ロマンチシズムを感じてしまうなぁ。かっこいいよ、、、。ちなみに、どうしても機動警察パトレイバーの映画の1の帆場英一を思い出してしまうのは僕だけではないんじゃないかなぁ?。どうですか?。

あと、もうすでに10巻以上何度も読み返している立場からすると、アスナって正妻として安定しすぎちゃって、いつもキーとなる重要な人物なんだけれども、その安定感が「空気」と化しているところがあるんだけれども、、、、とあるのインデックスのように「いったけ?」(笑)とかならないのは、やはり、この1巻のアインクラッド編での輝きが素晴らしいからだよなぁ。一人の女の子と出会い、愛し、そしてその愛を貫くっていう、なんというか普遍的なものがフルセットで表現されていて、アスナはいいよなぁ、はぁー。なんというかすごく古典的な「あなただけを愛します」の基本パターン。ここは全くハーレムメイカーではないんだよなぁ。なかなかね、


あなたを愛しています


という、ストレートな言葉に重みがのる物語って、昨今はあまりないと思うんだよ。基本的にハーレムメイカー的な構造を持つ作品が多いのと、こういう骨太の物語は、ストレートすぎて受け手が飽き飽きしているんでなかなかないような気がするんだよなぁ。なんというか、うん、凄いいい恋愛だよね、、、しかも、ちゃんと、恋だけの次元に終わらず、愛まで昇華されているので、ああ、この二人は夫婦なんだな、、、という感じがすごくします。この二人の関係性は、家庭で問題が起きても(たとえば家に反対されるとか)そういう物理的な問題があっても、二人の絆がすべてにおいて優先されるであろう、その人でなければいけない唯一性がすごく感じる。うーん、なんというか、ほんとぉぉぉぉーーーーに好きな女の子を好きになって、相手からも愛されて、そして結婚したって経験があると、「この感覚」と、「普通の恋」とかの違いって判ると思うんだけど、、、。うーん、、、なんかうまく言えない。ちょっとした恋とかの感じじゃないんだよねぇ、、、この感じって。むー難しい、僕の陳腐な言葉ではうまく言えないや。。。。まぁ、いいけどね。とにかくキリトとアスナの夫婦っぷりが、いつも大好きです。


ソードアート・オンライン〈1〉アインクラッド (電撃文庫)