【10月物語三昧ラジオ】女の子をひどい目に遭わせる系


漫研ラジオ】
http://www.ustream.tv/channel/manken

土曜日の14時か15時ぐらいにいつものようにラジオします。今日の話題は何かなー。特に決まっていない(苦笑)。でも、最近記事で、かなりいろいろなことがつながってきた気がするので、いろいろつながった話ができるかと思います。10/23の土曜日のたぶん14時か15時ごろからー。

終わりました。今年は1回抜けてしまいましたが、リカバーもやったし、なんとか毎月できています。死んだ魚の目のようななりながら、仕事をコツコツ淡々として、漫画やアニメに癒されて何とか日々を生きています(笑)、ありがとうkindleと思う日々です。

本日のテーマは、「女の子をひどい目に遭わせる系」ってひどいネーミングですが、『魔法少女まどか☆マギカ』からの系列で、話している話ですね。海燕さんが一部をまとめてくれてていますね。仕事が早い。

どうやら女の子をひどい目に遭わせればそれでいいというものではないらしい。


 むしろ、女の子たちがひどい目に遭うことがありえる世界でどのように生きていけばいいのかというところにフォーカスするべきなのかもしれない。


 と、ここまではいままで語ってきた通りです。


 で、今回、LDさんが仰っていたのが、つまり『まどマギ』とは「女の子(萌え美少女)と一見それと関係なさそうなジャンルを接続するという方法論の作品」のひとつだったのだ、ということです。


 この場合、女の子が何に接続されたのかといえば、ぼくたちがいうところの新世界系(突然ひとが死ぬような過酷な世界を描いた物語)ということになります。


 『まどマギ』とは、萌え美少女と新世界を接続した作品だったわけです。


いまどきエンタメ解剖教室
魔法少女まどか☆マギカ』の魅力はどこにあったのか。
http://ch.nicovideo.jp/cayenne3030/blomaga/ar898060


ということで、最近LDさんが、強くすすめてくれていた『がっこうぐらし』が課題図書ですね。僕はあれから、漫画をすべて買って読みましたが、なるほどなるほど。という感じです。アニメも見てみないと。これは、この文脈でいうと、ゾンビものと永遠の日常系を接続したものですね。まだ考察の途中ですが、この作品が、良いものになるかどうかは、やはりゾンビものとしてのクオリティをどこまで追求できるかなのでしょうね。とすると、ゾンビものの面白さのコアとは何なんだろう?ってことを考えないといけませんね。


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最近、ゾンビものの小説にはまっていたので、LDさんが紹介してくれたんですね、、、、、。みんなやさしいなぁ。苦しくなったときにはゾンビもののがいいですという友達の一言がきっかけだったんですげ(笑)、でも、なんというか、この世界にはたくさんおジャンルが溢れていますねぇ。このジャンルがいいっと思ったとたんに、たくさん出てくるんですよね。僕らの住む世界は豊かですよねぇ。物語の豊穣さに、うれしくなる今日この頃です。


ただひたすら走って逃げ回るお話 作者:残念無念
http://ncode.syosetu.com/n2302bh/

ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない 作者:裏路地
http://novel18.syosetu.com/n3271bm/


こういうのも、ジョージ・A・ロメロから始まって、『バタリアン』とか『28日後...』『ワールド・ウォー・Z』とか、過去の文脈や名作を知っていればいるほど祖の豊穣さは深くなります。


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ちなみに、この女の子をひどい目に遭わせる系を読み解くにあたって、永遠の日常と日常の対比があってはじめて、人の人生は輝きを増すのではないか?とこの時の僕は語っています。『けいおん』の永遠の日常っぷりに圧倒されて、これは幸せだなーとおもっていた後に、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』を見て、これは、『けいおんオルタネイティヴ』(笑)だといって、やっぱこうじゃないと!と興奮してLDさんたちと話していたんですよね。

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』 神戸守監督 精密な風景の密度がとても美しい秀作
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20100404/p2

血と砂』(1965年) 岡本喜八監督 三船敏郎主演 戦争と音楽を扱った典型的な悲劇
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20100824/p1

ちなみに、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』のメンバーは最初の脚本の時点で、全員死ぬはずだったとLDさんと僕は、熱烈に主張していましたが、まぁそれがほんとうかどうかはともかく、この音楽と戦争というテーマを追求すると、そうならざるを得ない、と思っていました。ちなみに、それを全力で追及した傑作は、岡本喜八さんの『血と砂』ですね。これ本当に傑作なので、おすすめします。

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この辺りは、今後も課題というか文脈として、この話は追及されると思うのですが、その時このあたりの物語はコアの一つになるものなので、ぜひとも見ておいてもらえると、話がわかりやすいと思います。


閑話休題


ちなみに、最近、英語の勉強を兼ねてルルーシュの英語吹き替え版をずっと見ているんですが、これもの凄いいっすね。そもそも、アメリカに拡大したイギリスが帝国となったブリタニアが、日本を植民地にしている話なんですが、英語で聞くと、なんというか、しっくりくんですよね。たぶんこのあたりの帝国の形成、騎士と主人、植民地支配などの語彙が豊富だからだと思うのですが、、、なんかすげぇ興味深いです。というか、まぁーるルルーシュ好きすぎるんで。何回見ているかわからないっす。


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ちなみに、女の子が人い目にある系と聞いて、いま見始めている、このドラマを思い出しました。ちなみに、これめっちゃ百合ですけどね。お金持ちで何不自由ない女の子が、麻薬取引の片棒を担がされて、刑務所に入ってしまい、、、という話ですね。

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