『葬送のフリーレン』 2クール28話を見終わりました。素晴らしいアニメーションでした。

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評価:★★★★★星5つ
(僕的主観:★★★★★星5つ)  

2024年の3月で2クール28話。見終わりました。アマプラで見てはいましたが、基本的にほぼリアルタイムで追っかけていました。岡田斗司夫さんもYoutubeで言っていたけど、原作のあるアニメって基本あまり見ないんですよね。やはり原作の漫画の方が神すぎて、アニメが劣化版にしかなっていない場合は、わざわざ見なくてもという気持ちになるんで。このアニメーションは素晴らしかったです。2クールをがちっと抑えたのも凄いし、クオリティも素晴らしいし、しかも演出がマンガで描きたいものをよくよく考えて洗練している。メディアミックスの良さが、素晴らしい。『進撃の巨人』がマンガだけではなく、アニメが素晴らしいと同じような感じです。これは見る価値がありました。


🔳ロードムービーは本当に楽しいのか?


昨日あまりに、アニメが素晴らしかったんで、最近アニメ見まくっている下の娘ちゃん(10歳)に、フリーレンみた?って聞いてみた。

ただ、考えれば考えるほど、見れば見るほど引き込まれる素晴らしい物語なんですが、基本地味なんですよね。


だって、基本構造が


勇者が魔王を倒した後の世界がどうなっているのかを100-200年単位でロードムービー的に旅してみて回る物語


「すでに終わってしまった」勇者ヒンメルとの恋を、彼の思い出を、自分の心振り返りながらたどる物語


って、どう考えても地味すぎる。血湧き肉躍る要素が全くない(笑)。個々のエピソード的にも、群像劇になっているので、胸にすみる良いエピソードの塊だけど、やっぱりドキドキ激しいわけじゃない。
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娘ちゃんの返答は、あんまり面白くないでした。


「だって、フリーレンって何がしたいのかわからないよ!、ただ歩いてばかりいるだけじゃん!」



と、だよね!と思う意見をストレートに言ってくれて、非常に納得でした(笑)。うちの娘は、結構、物語を見る目があると思うんですが、上の娘さん(16)と下の娘ちゃん(10)では観点が位置も違って、上の娘は、僕そっくりで解釈するのが好きなんで、裏読み、深読みしてくるんで、最終的に僕とほぼ同じ感想になるんですよね。だけど、下の娘ちゃんは、めちゃめちゃストレートで、僕が観念の中である「普通に物語を楽しむ人」の発想することが多い。下の娘ちゃんが、何が面白いのかさっぱりわからない!!!!と力説していて、「ただ歩いてるだけじゃん!」と連呼していたので、だよね、普通にみたらそうとしか思えないよね!と思っていたので、とても安心しました。


僕には、ロードムービー形式は、「記憶や過去の物語体験を、重ねてみる作法」がなければ楽しくないって自論があって、、、、いいかえれば、豊かな物語体験を持っている人が、「それとの比較」によって楽しむ物語だと思うんですよね。なので、「それ」がない子供が見ても楽しくないはず、という仮説があったので、その通りでちょっと嬉しい。


🔳モブキャラの魅力が炸裂してくると、「世界」を感じることができる物語なんだなって、じわっとくる

それにしても、アニメーションでも、メチャクチャ人気で、驚きでした。まぁもちろん出来はいいのですが、うちの会社の役員がチャットで、いつもゾルトラークとか。フリーレンいいよねって、毎回書いてくるので、この世代のおっさんアラカン(Around 還暦)すよ!にすら、刺さるのか、、、いや確かに年寄りの方が刺さりそうな話だけど、社会のかなり広範囲に届いているんだって、驚きでした。特に、LDさんが、ユーベルとメガネくんのイチャイチャが好きすぎて、よくYoutubeのまとめ記事とか送ってくるんですが、こういうふうにモブキャラの関係性に萌え始めたら、もうかなり「その世界」にハマっている証拠ですよね。

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解説動画見始めたら、もうかなりハマっているってことですよね(笑)。


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ちなみにこのヨルシカさんの『晴る』が好きすぎて、ヘビロテしていました。


本当に好きになってくると、もうとにもかくにも、いろんな解説聞き直して、注目ポイントを変えながら、アニメ見直したり、漫画見直したり、、、、これが物語を楽しむ醍醐味ってやつですよね。

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岸田総理のアメリカ訪問の際のスピーチ

なるべく気になっているスピーチ見ないなものは、全文、フルスピーチを見よう、聞こうと思っている。今は、それができる時代だから。メディアとか、仲介物を挟んでいると、全然違う誤解をしていることが多いってのが、長く生きているとわかってきた。あと、マスコミって、本当に印象操作に長けているんだよね。もちろん民意ってのは、いろいろな形で積層されて形成されていくわけだから、「そう言った仲介による操作」も含めてなんだろうとは思うけど。でも2020年代のアメリカを見ていると、二極化が進んできて、ポストトゥルースと言われるような「それぞれの陣営にとっての真実(事実無視)」が軸になるこれからの時代、ちゃんと「直接に見ること」で、自分がどう感じるかを見極めるのはとても大事なのではないかと思う。・・・あと、僕のようなパンピーが、歴史を動かす場面を全て「直接に見る」ことができるというのは、素晴らしい時代なんだと思う。民主主義とテクノロジーが発達している現代に生まれていなければ、このような贅沢は味わえあなかったと思うんだ。

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“Boldly go where no man has gone before!”(誰も行ったことのないところへ果敢に行く)

この公式晩餐会でのスピーチが本当に素晴らしかった。広島が、これだけ連発するスピーチが、アメリカのこれほど公式な場所であり得たことはないんじゃないかって思う。ちょうど、今は2024年4月14日。最近オッペンハイマーを見て、ゴジラマイナスワンの思いを馳せていたわけで。いやー時代は、移り変わる。

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なんだか、米国連邦議会上下両院合同会議における安倍総理大臣演説『希望の同盟へ』2015年4月29日(米国東部時間)以来、日米関係って、基本とてもいいよね。対中国という同盟国としての理由がはっきりしているのもあるし、日本側がこの同盟路線を明確に選択しているからだと思うんだよね。僕は、日本が同盟を結ぶべきは、英国、米国など海からの戦略を取る国だと思うので、やはりこの路線だと安心できるなーと思う。

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