やっと全部読みました。うん、物凄く面白いです。結局ね、目的を持って「熱く生きる日常」というのが、いちばん最高なんです。ダメージもその分大きいけれども・・・。凄いなぁ、、、と思うのは、主人公の二人が、「こんなことやっていないで楽をしよう」とか、「普通の日常に戻りたい」とかそういうことを、一切全く思わないところですね。この主人公たちの世代感覚には、そういったなにもない日常への逃げの感覚も、またそういったものを恐怖するルサンチマンもないんだよね。この感覚は、うーんいいかんじだなーと思う。とにかくね、、、何でもいいから自分で設定した物語に突入していくことの面白さってのは、味わった人にしかわからないんだよね。そういうものを喚起させてくれるんだから、素晴らしい漫画だと思う。そして、ただ単に「漫画かになりたい!」とかいうモチヴェーションだけではなく、そのために必要な、ゲームのルールをちゃんと描いており、それは、決して簡単なものではない。こういう漫画って、青少年にとっても役に立つと思うし、それ以上に面白いよね。