いろいろなことがつながると、涙腺が緩くなって、、、、という今日この頃です。

ストライクウィッチーズ2 限定版 第1巻 [DVD]


第5話の『私のロマーニャ』を見た。ルッキーニ少尉の話。


んで、また号泣(笑)。


・・・・・・・自分でもね、こんなシンプルな話&こんな萌えのお話で、感動で泣いてどうするんだって思わないでもないんだけど、、、(笑)。いや別に脚本が、物凄くいいとかそういうわけでもないですよ。


LDさんが1でいっていたけど、本来この物語の本質は、「戦争や戦いが決して好きではない女の子が、ネウロいと闘うことの使命を、自分にもできることとして見つけていく」という成長のドラマトゥルギーであって、「そこ」から結構微妙に演出がずれている部分もあって、詳細に全体像と照らし合わせながら見ている人にとっては、脚本的な脇の甘さは感じないでもないかもしれない。


否定るするわけではないが、作り手は、この作品のマーケティングな売りの部分をよくよくわきまえてフォーカスしている面もあるしね。そういうのって、小難しく「評価とか批評」しようとすると、しょせん、人気や安きに流れたみたいなことを言えるかもしれない。でもまー僕はそもそも作品単体で見ているわけでもないようだから(やっぱ僕はテーマとか大きな広がりで物事を消費しているようなんだよね)そういう意味では、シンプルに、単純な脚本とマーケティングのバランスととっているそのレベルは、悪くない。


でも、そういうことじゃないんだよねー。こういうのって、つくづく「見るタイミング」ってやつだなーと思う。渡辺君に紹介された時、思わず抵抗していた(笑)が、そういうものなんだろうと思う。というのはね、昨日アージュの『マブラヴオルタネイティヴ クロニクルズ1』のなかの『レインダンサーズ』をやってたんだけれど、この主人公の衛士って、イタリア人なんだよね。それで、BETAの侵攻によって失われてしまった、守ることのできなかったイタリアを、生まれ故郷のローマ(たしかそうだったと思う)を思い馳せて、戦っているんだよね。昨日その話を、はーとため息つきながら見ていたんだ・・・・


んで、今日のスト2の話は『私のロマーニャ』という、ルッキーニという女の子が故郷のローマを守る話なんだよね・・・・やべ、じわったと涙が(苦笑)。脚本的には、『ローマの休日』とかまーいろいろ、背後にある知識がないと、めちゃめちゃ捨象されているものなんで、シンプル極まりないもんなんだけど・・・・。


シンクロニシティだなー(苦笑)って、思うよ。ちょうど見ている人にはわかると思うけれども、ルッキーニが、ローマの高台の塔(ってバチカンかなここ?、確か登ったか見た記憶があるな、ここ・・・)から飛び降りて・・・あれなんだ?名前がよくわからんが、空を飛ぶための飛行機械に飛び乗って、大空に飛び上がるシーンで、もう号泣。もちろんこれには、ずっとこのところ百田尚樹さんの『永遠のゼロ』やマブラヴのSSで、戦記もの、、、特に飛行機に乗って守るべきモノ守るために命を賭けるって話が、ずーっと頭の中をぐるぐる回っているから起きることなんだと思う。でも、やっぱり、低空から、急上昇して編隊に参加していく飛行のシーンってのは、ものごっつかっこいいなーと思うよなー。



まっ、これだけ感情を揺さぶってくれるアニメが毎週あるのは、うれしいです。。。。他の人がこの作品をどう消費しているのかは、さっぱりわからないけど(=というのは僕の消費の仕方はかなり偏向しているので・・・)まぁとにかく僕にとっては、毎週の癒しになる作品です。でもこの系統の作品、、、、で、時々ふと思い出すのが、『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』なんだけど、これ、とってもとっても良かったんだなーといまさらながらに思う。ずっと心に残っているもの。スト1&2とともに、本当の意味で物語のドラマトゥルギーを語りきるには、昨今の作品らしく断片で終わっている作品なんだが、でも、その断片にエネルギーがあるモノと、それだけで終わるモノはやはり何かが違うんだろうなーと、思う。「あの続きが見たかった」と思うもの。


ソ・ラ・ノ・ヲ・ト 6 【完全生産限定版】 [Blu-ray]