悲劇のリアリズム。

魔法少女まどか☆マギカ 2 【完全生産限定版】 [Blu-ray]

ラジオで結構駄目だし的なことを言っていたんですが、そうはいっても、いったとおり、面白いことは面白いんですよ。6話見ましたが、なんちゅーか、、、、文脈論の視点で見ないで、作品そのもので見れば、、、ああ、これって虚淵玄だなぁと思ういます。というのは、これって、悲劇のリアリズムなんですよね。やっぱり。「悲劇」というのは、見も蓋もないじゃないですか。「どうしようもないこと」は、「どうしようもない」のが現実で、ある設定や仕組みを作ると、それを詳細に見ていけば「現実的には」こうなるよね、というやつ。そういうのをこれでもかと積み重ねるのは、ああ、虚淵さん、、、好きなんだろうなーと。僕は悲劇は好きではないので、観る前からうーんと思ってしまうが、見ていると、、、、悲劇のリアリズムはやっぱり力だよな、と思います。だって、ちゃんと現実的に考えれば、「そう」なるって、確かにそうなるよなーということはありますもんね。今回の魂の場所の話にしても、きゅうべえのロジックの方が、いっていることは正しいと思うモノ(苦笑)。物語は基本ご都合主義で出来ていて、それを、リアリズム的に描写するとそういうことの予定調和を壊していくことになる。それ、が彼の面白さではあって、それをうす皮はぐように一つ一つ積み上げられるのは、やはり「面白い」とは思うよ。