ソウルメイトはどこへいきつくのか?〜幸せな愛とはどういうものなのか?。

capeta(30) (KCデラックス)

あいかわらずマカオが熱いカペタ。物凄く引き込まれるが、しょせんF1に興味のない僕には、いまいちその奥深さがわからない。F1は、勉強というか知ると楽しいような気がするが、いまは僕はキャパシティーがいっぱいいっぱいなので、よほどのことがなければ手を出さないなー。と思う今日この頃。


さて、あまりカペタには関係ないが、これを読んだ日に週刊マガジンのベイビーステップの234話「希望」を読んでいて、ふと思いつくことがあったのでメモ書き。


というのは、カペタの秦さんというガールフレンドがいるんだけど、彼女のところに恋のライバル?らしきカペタの同級生の女の子が来るんだけれど、この二人の会話が興味深かったんだよね。秦さんは、F3?だっけかのドライバーをやっていてカペタと同じ目標を追っている。もう一人の同級生の方は、おっとりとしたなんというか、普通に専業主婦の奥さんとかになりそうなお嬢様タイプ。その子が、カペタの目標がヨーロッパに行くかもしれないというのを切ってショックを受けているのを見て、秦さんは、そんな覚悟で私の前に立つな、と怒るんですね。そして


私なら、彼のソウルメイトになれる


というのです。これは何を言っているのかというと、同じ目線で、同じ目標を持って生きていくことができるといっているんですよね。ここでは、


1)旦那さんの帰りを待っている女の子(主婦?)



2)同じ目標と嫁を持って一緒に戦う同士


という二つのカテゴリーの対立があるといえる(笑)って、そんなおうぎょうなこと言わんでも、わかるとおもいますけどー。これって男の子のヒーローを描くと必ず付いて回る問題で、ようは、物語の主人公は、租のも緒語り自体の局面を動かしていく存在なので、主人公以外はすべてもモブキャラなんですよね。けど、そのモブキャラ(=主人公についていくだけ)と、異性との恋、愛ということをリンクさせると、どっちが、主人公にとって有益か?とか、そういう問題になるわけですよ。これって今は一般的ではないけど、男女平等が進んでいくと、別に、男女を入れ替えても成立します。でもそれは、『仕組み』としては入れ替えても同じことです。一方が主でもう一方が従であることは、かわらないから。だから普遍的な問題。


ちなみに、男性が専業主夫で女性がバリバリ働くというケースは、最近は意外にあるんですよ。僕の周りにも結構いる。けど、その働いている女性ってのは、ほぼ100%思考が男性原理なんですよね(苦笑)。なんとういかエネルギーに満ち溢れてて、全部自分で切り開いて他人の意見を聞き入れない。しかし有能!。みたいな。それって、まー要は別に女性であるというよりは、男性だと思うと凄く理解しやすい。何にも思考形態や振る舞いが変わらないんだもの。働く存在、給料を持って過程を養うという形態をとる限り、どうしてもバックヤードで専業で家事をする人が必要ということなんだなぁ、とまざまざとそういう実例を見て思います。ああ、子供がいなければ、平等のみで成り立つケースも理論的にはありますが・・・・実は、あまりなんだなーこれが。まぁ、それはいいとして、、、これが人件費が安くてメイドとかが安く雇える世界になると、変わるのかなぁ、家族形態の構成に。いやしかし、そういうのがない中国なんかは、男女平等意識進んでいるし、、、いやそうでもないのか、、、家族形態の仲間で知っているわけではないしねー。オルタナティヴな家族関係、親密圏の関係ってどういうものなんだろう?って、最近考えます。


この問題は、ずーっとあって、たとえば、最近全巻読み直してたんですが『モンキーターン』では、ただ待っているだけの恋人である澄ちゃんと、一緒に勝負の世界で同じ目線で歩んでいける青島とどっちを選ぶか?という問題がずっとついて回り、最後には、澄を選びます。けど、主人公とライバルであるもう一人の女の子である優子は、なんというか、さすがに凄く積み上げたものがあるだけに、丘(=勝負の世界以外では)以外では、波多野くんと世界を共有できるのは私だけ、みたいなセリフを吐いているんですよねー。これって、不倫か?と思ってしまうんですが、はっきりいって不倫ですよね。そうならざるを得ない。だって、愛情もってずっと同じ世界観を共有しているならば、仮に、ここで肉体関係とかがなくても同じようなもんです。だから、僕は解決方法としては、なんだかなーと思ってしまいました。まぁ、フェミニズムも男女平等も根付いてきているし、待っているだけの古典的女性上に飽きているのが消費者なので、物語の本筋に絡む、好敵手の女の子にシンパシーを感じるのは、基本的に今の消費者の受け手の状況からいえば、好みの問題はさておき、そうだろうなーとは思いますが。。。

モンキーターン 1 (小学館文庫)


そんなことをつらつらと考えている時に、



こういう話を見たんだよねー。この二人どうなっていくのかな?。と。それにしてもエーちゃんの主人公格が上がったなーと。なっちゃんに、ここまで言わせるようになるなんて!。この『格』の問題って、ソウルメイト問題なんですよねぇ。。。


ソウルメイトの問題では、ぱっとおもつくのは、ジョンとヨーコですよねー。これって、相手と同じレベルにずっとい続けなければいけないという、条件があるので、それってすごい難しいですよね。上の秦さんとか、難しいだろうなーと思う。だって、カペタと同じレベルのレーサーにはなれんだろう。さすがに。そういう意味では、ジョン・レノンみたいな歴史に残るスーパースターと同じレベルの個性を維持し続けているってのは、オノ・ヨーコってすごい人だなぁ、と思います。



まぁ、どうでもいいことでしたー。