なるほどなぁ、6巻で、作者は、いいところ捕まえたんだなーと思う。うん、とても面白い。というか、それ以上に、この主人公の男の子、僕は、凄い好きです。
学園カースト最下位で、皆に嫌われていて、一番傷ついていて、一番悲惨な目にあっている主人公が、もっともハイカーストのリア充の葉山ら、ちゃんとモノが見えている人から「負けた、、、」と思われている、この逆転の構造が素晴らしい。世界ってこういう感じなんだろうと思うよ。勝ちが本当に勝ちなわけではなく、負けが必ずしも勝った(一面ではそう見える)人間より劣っているとは限らない、、、。
こういう人が、本当の意味での幸せを、将来掴むんだろうと思う。まぁ、学生時代は、凄い不幸だと思うけど(笑)。でも、これ、当たっていると思う。世界の残酷な真実が見えて、それをよくわかっている人って、はじの方にいる人なんだけれども、それが故に、本当に大事なものが見えるものなのだ。by星の王子さま、的な。そういう人は、本当に大事なものがわかっているから、表面では人とつながらない。大事なものでつながるから、、、、もし、こういう人が、ちゃんと人と向き合おうと思うと、間違いなく真実でつながると思うんだよね。そういう意味では、主人公は、絶対将来、幸せになれる人だと思う。
うん、いい話です。
1−4巻までで、まさかここまでいい展開をするとは思いもよりませんでした。はっきりと、5巻で、化けます。長いかもしれませんが(笑)、そこまで是非お勧めします。