George H. W. Bush 41st President of the United States(In office January 20, 1989 – January 20, 1993) passed away on 30th November 2018

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https://news.yahoo.com/photos-world-remembers-george-h-w-bush-205325641.html

先週の金曜日(2018年11月30日)に、ブッシュ元41代大統領がなくなった。それから、今日の現在書いている時間は、12月6日なのだが、ニュースが彼一色。

肌感覚で見ていると、アメリカの大統領というのは、こんなにも英雄なのだ、と今更ながらに驚く。近年で覚えているのは、2016年3月6日94歳でなくなったナンシー・レーガン(Nancy Davis Reagan)さん。彼女はロサンゼルスに住んでいて、たしかシミバレーのロナルドレーガンライブラリーミュージアムロナルド・レーガン大統領図書館)にある墓地に葬られたんだけど、物々しい車の大行列が報道されていたのを覚えている。それでも結構なもんだと思ったのですが、国葬となると桁が違うのだな、と感心しきり。まだ毎日のニュースが、彼のメモリアルで埋め尽くされている。基本的に、素晴らしく高潔な、アメリカに尽くした人物として、絶賛一色な感じ。ややリベラル寄りのNBCですらそうなんだから、これは、なんというかナショナリズムというか、国が一つにまとまる感じで、日本の昭和天皇の葬儀なんかにも感じたけど、国の価値のコアにあるものをたたえる感じなので、問答無用にすべてが絶賛というか、その価値が正しいんだ敵な雰囲気に塗りつぶされる。まぁ、他国の人間にとっては、いろいろ思うところがあるし、少し気味悪くもあるのだろうが、中にいると、それは感じずに、やっぱり何となく崇高な感じになるのは、やっぱり国家の儀式、何だろうなー。

とはいえ、下記の写真が示しているんだけど、この写真は、バーバラ・ブッシュさんの追悼に歴代大統領ファミリーが終結した時のものなんだけど、ケンカしていたのでトランプさん来なかったのんですよね。こんなことは歴代の大統領でほとんどなかったことで、大統領の品格としてどうな論調がすごく多かった。毎年のコメディアンに大統領をけなさせる伝統のホワイトハウス特派員協会の晩餐も、欠席で、ずっとコメディアンを呼ぶのが伝統だったのだけれども、次はコメディアンを呼ばないことになったらしい。数々の「これまでにない」ことをしている感じがするんだけれども、大統領経験者は、超党派的なふるまいをすることや、ある種のおおらかさが(もう既に大統領なのだから、党派的なものをではなく、国家の統一や統合のシンボルとして)が必要だというものをことごとくぶっ飛ばしている。さすがに、元ファーストレディ(バーバラブッシュ)の葬儀を無視とか、けっこう、どうなの?的なことがいわれていました。メラニアさんは駆けつけているわけですしね。それで、この写真が、たぶん、この世代のとても超党派のいい雰囲気を表しているんだけど、現大統領の不在というのが、またとってもシンボリック。これ、歴史の教科書とまではいわないですが、1ページとしてずっと残りそうな写真だなぁーと思いました。でもね、面白いなぁーと思うのは、クリントン夫妻とブッシュファミリーは、とても仲がいいんですよ。この写真もそれが表れているし、そこにさらにオバマ夫妻が加わっている感じ。流れ的にはとてもよくわかるんだけれども、、、、何度見てても凄い違和感があるんですよね。

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バーバラ・ブッシュさんをしのんで、歴代の米大統領やファーストレディーが集まった

www.bbc.com

www.asahi.com

だって、だ第43代ジョージ・W・ブッシュ(George Walker Bush)の2001年から2009年の在位の期間の彼に対する悪口というか、悪の帝王だ!的なプロパガンダ的な批判が、あれだけ激しきて、すっごい対立があったわけじゃないですか。それをずっと見せられて、いきなりこの仲よさげな雰囲気って、どうよ?と思わずにはいられない。もちろん、大統領の現職位にあって、権力を掌握する人と、元大統領とは、かなり役割というかフェイズが違うのはわかる。アメリカはそうでなくても分裂気味な国なので、大統領や、元大統領といった人々が、「国の統合の視点」から国家の統合を、党派を超えてアピールするのは、それは重要だし、それがアメリカの強さの理由であると思うし、、、というかそんなこまけーことよりも、まぁ、にしてもちょっと、なんか都合よくない?とは思ってしまう。必要だということは重々わかるんだけども(苦笑)。そして、このなんというか、大人の事情で超党派的な超然とした雰囲気を、大人げなくぶち壊しているのが、トランプさんなんですが、そのトランプさんの品性をさらに下げるためのイメージ操作として、もっと仲良くして見せるというようなマッチポンプが働いているような気がしてなりません。トランプさん型のポピュリズムは、アメリカの分裂の在り方に、新しいメカニズムを持ち込んで、この流れは今後も継続すると思います。前回の、中間選挙で、下院では民主党が躍進したけれども、上院を確保したという意味では、事実上トランプさんの勝利に近い。ということは、このメカニズムというか、構造は一時期の過失ではなく、今後アメリカの政治動向を支配し続ける構造として根付いているものなんだと僕は思いました。それに抗うというのはとてもわかるんですが、、、、なんか、古臭いというか、うーんそれだと、なんかポリティカルコレクトネス的なことやってるぜ、とさらにトランプさんを後押ししてしまうような気がしないでもありません。トランプさんの手法は、要は分裂で、解決がつかない部分はあおって表に出してしまおうという手法なので、こういう上品なこれまでの在り方だと、どうなのかなーと思ったりします。


とはいえ、この辺りの元大統領との関係は、とってもセンシティヴみたいで、国葬において、トランプさんが、オバマさんとミッシェルさんとは握手したけど、クリントン夫妻、カーター元大統領とはしなかったと、メディアでガンガン出ていました。これもメディアの出し方によるんですよね。ブッシュJr元大統領が、ミシェルさんに飴をあげてた(前にも同じことがあってありゅすのほほえましいジョーク)シーンが映し出されて仲良さがアピールされてたり、どう切り取るかで、けっこう印象がすごいかわる。僕は、あんなに仲が悪いオバマ夫妻とちゃんと握手したので、まともじゃないか!というニュースを最初に見たので、そのあと別のニュースで、他の元大統領に握手しなかったとこいおきされているのを見て、、席も遠いし、よほど仲良くなければ、あそこまでいかないよな、、、と思ったりしました。いや生のデータを追って、リアルタイムでたくさん見ていると、解釈って色々取れるんだよなぁ。報道は本当に印象操作がされているんだな、といつもしみじみ思います。フェイクニュースととまではいわないですが、生の映像をフルで見れる環境が整っている現代がポストトゥルース的に、ジャーナリズムによる世論誘導を許さない新しい世界になっているんだろうなぁ、といつも思います。


あとは、ちょっとメモメモ。いやーこういうのは、やはりリアルタイムで見ると歴史に立ち会っている気がしますねぇ。仕事が忙しくて風邪気味で、テレビになかなか張り付いていられないのが、残念ですが。でも、周りの国旗掲揚がすべて半旗だったり、いろいろなことに大イベントのメモリアルの仕組みが働いている感じがして、この空気ばかりは、その場所にいないと感じられないだろうなーとしみじみ。異国に住むのは楽しいです。



George W. Bush Delivers Emotional Eulogy For Dad George H.W. Bush | TODAY


Live: George H.W. Bush's funeral train to Texas A&M


Watch Trump, Hillary Clinton, Obama Sit Together At Bush Funeral | The Beat With Ari Melber | MSNBC


George H.W. Bush entire state funeral


Former president George H.W. Bush is laid to rest in Houston