『マクロスフロンティア』 菊地康仁監督 総合力のシナジー?、マクロスF実はかなりはまっているんです

マクロスF(フロンティア) 2

実は、LDさんが、マクロスFをかなり深く観ているようなので、「教えて、しえる・・・じゃなくて、LDせんせー!」ということで、漫研のチャットに質問を投げました。

ペトロニウス >> 『マクロスF』って、すっごい好きで見ているんですが・・・何がいいのかさっぱり言葉になりません。いやほんと、はっきりいって、コードギアスは一度だけでなんとか我慢できるが、マクロスFは、回によっては、何回も見返してます…いったいなにが、そんなに「よい」のだろう????教えてくださいLD先生。 <08/26_22:54>


この返答は、総合力のシナジーが凄いのだ!ということでした。


おお、その辺の詳細は、↓の記事とか読むと、なるほどと思います。

娯楽のハイエナ:演出チェック:残念の演出 マクロスF 第20話/今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
http://www.websphinx.net/manken/hyen/hyen0259.html

いや、そもそも、映像がとてもきれいだった(回によってかなり差はあるが(汗))ので、なんとなく見ていたんだが、意味も未だにさっぱり分かっていない(=あるはずだが、解釈する気がない)のに、なぜか見てしまうんです。シェリルとデートの回とか、たぶん5回は超えてみている。



LD >> あそこ(#゚Д゚)<うわあああっ!て感じで…個人的にはあそこが「マクロスF」のクライマックスw今のとこw <08/27_22:06>

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LD >> だから、シェリルとランカがアルトを挟んで「どっちを選ぶの?」と歌い出すシーンがあるんですが、あそこ(#゚Д゚)<うわあああxtu <08/27_22:04>

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LD >> 僕としてはシェリルとランカにかなり食いついている状態です。……やっぱり「誰か好きになってね?」じゃなくって「この娘を好きになってね!」と練られたキャラは気迫が違う。 <08/27_21:59>

勝手に、引用させていただいちゃいますが、うん、まさにまさに、あのシーンとか、何回繰り返してみたかわからない。


けど、、、ここで、????って思うんです。


というのは、バジュラとか、いろいろマクロの問題が複雑に語られている作品なので、コードギアスのような「マクロ語り」とでもいおうか、政治的な背景やSF的な謎解きなどを追ってもいいはずだと思うんですよね。僕って、下手をすると、「それしか興味がないっ!」ぐらいその系統のものばかり追う人なんで、、、、ましたやそういうものがない作品は、すぐダメだって思ってしまう性格なんです。


そういうマクロの解釈好きの僕が、まったくその謎解きを追わないで、しかも、まったく未だにそんな背景の意味がさっぱりわからない「にもかかわらず」何回も繰り返してみようとするんですよね。


なんでだろう?


って、表層でもあり、それが本質の一つなんだろうとは思うが、その答えは僕は、わかってきた。


それは、物語に「歌と音楽」を挟み込む演出が、秀逸なんですよね。


いや、言われてみれば当たり前だが、マクロスシリーズのそもそも本質が、そういうもので、かつとても運が良いことに、菅野よう子さんという才能に出会うことができたってのが、この作品を非常に高いクオリティに昇華させているんだと思う。


そもそも、映画とかアニメーションって、よく総合芸術っていわれるけれども、これって音楽、ストーリー、映像などそれぞれ別個に成立している芸術を組み合わせて、ひとつの感興を思いこさせるものへ昇華するわけで、、、そういうことを、、、こうやって音楽を歌を物語に絡める秀逸なものを見ると、うーん、やっぱり凄いなぁ、、、と思います。