なんというか、おもしろいんだけど、、、、何が凄いかっていうと、「低沸点のまま面白さが持続する感じ」ってところ。いや典型的なヒーロー漫画だし、よくある設定なんだけれども、なんか「独特」な部分があるの。うーん、うーん、それがうまくいえないんだけれども、、、けど、たぶんこの作者は、言葉としては「それ」が何か分かっていない。けれども、描けているって感じがする、、、、うーんうまく言えないけど。そんでもって低沸点に戻るんだけれども、妙に、「熱さ」が滑るところがあって、僕はそれが好き、、、、けど、それが故に、熱狂的なファンは作らないであろうが、そういう作りであるにもかかわらず、それが長く引っ張れるところが・・・って、書いていて意味不明になってきた。うーん、いまだうまく言えない。ちなみに何回読み返しているか分からないくらい『サイコスタッフ』は名作。なんか、読み返すたびに、すげーすげーって思う。たぶんこれが原点だと思うのだけれども・・・・。
あーうんとねーーーなんか、意味不明だけど続けてみると、僕の感覚からすると、もう少年漫画やジャンプとかって読むのつらいの。だって、おじさんだし、おれ(笑)。30歳過ぎてるし、なんかガキ過ぎて、笑っちゃう。というか、世界がそんな単純なわけないと思ってしまうし、、、、「ちゃんと生きてきた大人」は、恋とか青春とか、そういうののスタート地点みたいな話をされると、よほど純度が高くない限り、なんか、おままごとに感じてしまうんだよね。人間は「飽き」の生き物なので、よほど精神を若く保っているか、変なフォーカスのずれがない限り、「年齢にふさわしいもの」に興味がシフトしていくものです。正直言って、本気で読むには、あまりに世界が幼稚で、読むに堪えない。いや、水上さんの作品のことではなく、少年漫画全般に対して言えることです。自分でもこんなの読んでいる暇あったら、経営所や経済学の本でも読めよって突っ込みたくなるもん。もしくは、村上春樹や辻村深月でもいいけど、もう少し内面を深ぼるものでもさーって。だって、少年漫画のほとんどは、対象層が中高生なので、情報のレベルが浅すぎて、ほとんどコミットできないんだもの。特殊な作法で、自分をズらさない限り。仕事で厳しい交渉したり難しい概念を考えた時に、程度や志の低い少年漫画系を読むと、、、、というか、「読めない」ばかばかしくて。
うんとねー、読者に理解させる「手法」というかレベルが、この水上悟志の描く世界は、すべて少年漫画の陳腐なレベルなんですけれども・・・けどね、なのに「魅せる」し、微妙に、「えっ?」と思うところに誘い込んでくるんだけど、かといって「それが自覚的」という感じもしないので、その凄い魅力が長続きしないけれども(=低沸点)けど、微妙に続くのです。。。。たぶんこういうのを、「才能」というんだろうな−。
きっとこの人は、物語を書き続けていくと、そしてもっと勉強していくと、凄い作品が書けると思うんだよね…。もっともっと。。。いやまー今も十分おもしろいんだけれども…うーん、うまく言えない。まぁでも、いいよね、ちゃんと自腹で買っているファンなので、言いたい放題言っても。。。