『ボクラノキセキ』 久米田夏雄著 やっと2巻が出た!

ボクラノキセキ 2 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

昨日の夜、、、、家に辿り着いたのが、タクシーで4時頃だったんですが(まぁ昨日は飲みですが)、そこからアマゾンが届いているのが分かって、よせばいいのに、朝まで(って朝だよ)漫画を読みふけってしまう(笑)。つーか、バカ?。でもなーこれは、楽しみにしていたやつなんですよ。日々、満員電車に揺られてぺこぺこ頭を下げる下っ端サラリーマンとしては、この新刊漫画を読みふける時間が、パラダイスなんですよ。

それにしても、こー見ると、格段に絵がうまくなっている気がする。このマンガって、どれくらい売れているんだろう・・・・。そもそもゼロサムワードというかなりジャンル的には狭まったもので、そのなかでもメジャー級というわけではないので、、、相当マイナーだとは思う。どれくらいが連載が継続する損益分岐なのか、わからないんですが・・・・それなりに続いてほしいなー、と思う。これ絶対書き上げることができれば、この人は、次の作品は、凄いの書けると思うんだよな・・・。この設定やアイディアを展開し切れれば、、、、。

個人的には神官のジャレットが、保身のために友人を見捨てようとした、と困惑する皆見に、「いや、それは当然じゃね?」と、さらっと切り返した後に、「ああ、、それじゃいけないのか・・・」と、二つの人格の価値観が、せめぎ合っている描写がうまいなぁ、と思った。逆に言うと、サラリと書きすぎていて、良く読み込んで好きな人ではないと、少し整理が足りない感じも特に1巻ではあったんですが、、、、でも、読み込んでみると、味が出る。たぶん作者が、ちゃんと二つの世界の「肌感覚の差異」を意識して書いているからなんだと思う。特に、大きな「戦争がなぜ起きたか?」という謎に一気に飛ばないで、周辺の部分の「その差異」を謎とする演出をしていて、、、全体の中心の物語が発動していないにもかかわらず、面白いと感じさせるのは、その葛藤の部分が、いい点を突いているというか、ちゃんと等身大に落ちているからなんだと思う。

うーんでも、高尾好き・・・かわいいわ・・・。ジャージにスカートが、、、たまらん。