ついにラスボスが登場してきた感がありますねー。

ボクラノキセキ: 31【電子限定描き下ろし付き】 (ZERO-SUMコミックス)

大好きな『ボクラノキセキ』の最新刊、31巻。新刊が発売したのですが、少し間を置いてよあっと読了。複雑な話なので、最初から読み直さないと、わからなくなるというか、面白さが半減してしまうので、発売のたびに、最初の巻から読み直します。31巻でラスボスだろう存在も立ち現れてきて、「あの日」の出来事のさまざまな辻褄が顕になっていくのは、なかなかグッときますねぇ。2007年から連載開始ですから、17年くらいかな?。いやー思えば遠くへ来たもんだ。

やっぱりグレンの想いがどこにいくのか?ってのは、物語の大きなドラマトゥルギーだから、とても胸躍る。でも、ほんとすごいなぁって思う。だって、最初は、グレンとベロニカの恋物語が主軸だよね?ぐらいに思っていたし、それに相応しい重さを持ったドラマトゥルギーなんだけど、それがどんどん、他のキャラクターたちのドラマも重くなっていって、ワンオブゼムとまでは言わないけど、それくらいに他の人の物語、無念や前世の思いも重く複雑。でも、やはり、グレンの正体の話に焦点が合うと、胸がグッとくるよね。ああ、次の巻が待ち遠しい。