「腐敗した銀行制度」カナダ12歳の少女による講演

どこの先進国でもかわりゃせんのだなーと、しみじみ。


最近、思うんだけど、日本はもう終わりだ、とか、日本社会は偶然うまく近代化できただけで、実はダメダメな民族なんだとか、そういう言説を多く聞くんだけど、、、、「ダメなおれ議論」は、反省の契機を作るし、問題点を明らかにする構造分析のために、とっても重要な作法だと思うんで、僕は嫌いじゃない。アメリカでいう、アメリカン・ジェレマイアット的な作法だよね。これって、アメリカの嘆きといって、レトリックで、『アメリカ人は、アメリカは腐敗した!!!と声高に主張して、だからこそ今変わらなければならない!』という風につながって、ようは、浄化の思想なんだよね。こういうレトリックは、『俺さますごいぃぃぃぃぃ』というのより、僕はずっといいと思う。


けどねぇ、、、日本が特殊に悪いんだ!という話ばかり見ると、いやそっかなぁーと思うんだよね、、これだけグローバルに仕事をしているし、仕事ももう日本人より日本人じゃない人との方が多くしていたり、海外に住んでいたりすると、、、なんか、別に先進国、、いまではブリックスなどの中進国だって、別に、問題の本質なんか、それほどかわりゃしないんじゃないの?って思うよ。どこか、本当に、うまく政治をやれている国ってあるのか?といえば、どこも相当似たり寄ったりな気がする。日本がダメなのは、悲しいぐらい確かに駄目だけど(笑)。それは、みんな一緒のような気がする。一緒だから、何もしなくていい、というわけではないけど、、、なんかどこかで凄い奴らがいて上手くやっているけど、おれたちはだめだ、、、というようなルサンチマン的な思考ではだめなんだろうなーと最近思う。もちろん、個別の国の問題点はそれぞれ違うけど、なんというか本質は同じ気がする。グローバルって言葉が生まれるだけのことはあると思うんだよ。


とかなんとか思った今日この頃でした。