『ミリオタでなくても軍事がわかる講座』 小田中 慎著  そうか、軍隊って、たのしい学校だったのかぁぁぁぁぁ!!!!!

僕は、軍隊が大好きなんです。


こうかくと、なんか、おかしいですよね?(苦笑)。でも、古今東西の戦記モノが大好きなわけですから、そりゃ、好きに決まっています。もちろん、ミリオタの人に比べると、、、というか比べるのもおこがましいくらい、てへ、、、まだ、好きになったばかりなの?という感じでの、本当にないないレベルの低レベルの知識ですが、でも、好きです。(誰か師匠も求む!)。もうおっさんなので、予備自衛官もなれないかなーと思いますが、もし若い頃にあったら、絶対行っていたと思う。

いざ志願! おひとりさま自衛隊 (文春文庫)

でもね、こう書くと、、、これは僕の本音なんですが、、、イデオロギーチックにというか思想的にといか、ちょっと引いてみると、僕は平和国家日本に生を受け、人生を過ごし、永遠の日常をたのしくだべろうと思っている人なので、うーん、こういうのなんかおかしいなぁ、とも思って、なんかモヤモヤしていたんですよ。ファンタジーとか戦記モノとか歴史のうちはいいんですが、現代史に入ってきたり、近代日本の戦争を考えていると、必然的に自分自身は、実際どうかかわるの?という、スタンスの問題とからむんです。徴兵制は賛成か?とか、中国と尖閣めぐって戦争すんのか?とかとか。まぁ、僕の人生にはあまり関係ないことではあるとしても、徴兵制や道徳が復活すれば、僕の子供たちや孫の世代に影響するわけだし、戦争が起きれば人生にも関係します。すくなくとも、うっすらとでも、国民というか、選挙権を持つものとして、考えておかないとなーって思うんですが、しかし、、、軍隊好きなんですよ(苦笑)。


この矛盾をどう解決するべきなのか?って、ずっと考えていました。が、物凄くいい答えをもらったのが、下記の小説家になろうのサイトで出会った小田中慎『ミリオタでなくても軍事がわかる講座』でした。この人のはずっと読んでいて、大ファンなのですが、、、、 


ミリオタでなくても軍事がわかる講座 小田中 慎
http://ncode.syosetu.com/n2432bk/


まずは、最初に。

ミリオタの方々ならご存知の事実をひとつ。軍人さんで戦争が好きな人などほとんどいません。どちらかと言うと反戦ですね。

平和な時代の軍人さんは、災害救助や訓練、社交(宣伝)が主なお仕事となります。軍隊内は規律の厳しい学校そのものと思えば分かり易いでしょう。上下(先輩後輩)関係と同期(同級)生、単位としての部隊(クラス)の結束はとても強いものです。そして、実際に事が起きたら即応出来るように日々許される範囲内(予算・法律)でシゴかれ鍛えられています。 

で、平時の軍隊内では、実際に事が起きる事態を願う風潮などほとんどありません。何故ならば、一旦事が起きたら軍隊はたちまち楽しい「学校」ではなくなってしまうのですから。好戦的なのは政治家とポピュリズムに燃え上がった国民(=マスコミに煽られた世論)です。彼らは「やってしまえ!」と叫ぶだけで、実際戦場に赴く人たちを「人間」とは見ていません。軍は国の道具、武器だからです。



始めに・軍人さんは戦争がイヤ
http://ncode.syosetu.com/n2432bk/1/


これ、目から鱗が落ちました。


平和な時代の軍人さんは、災害救助や訓練、社交(宣伝)が主なお仕事となります。軍隊内は規律の厳しい学校そのものと思えば分かり易いでしょう。


で、平時の軍隊内では、実際に事が起きる事態を願う風潮などほとんどありません。何故ならば、一旦事が起きたら軍隊はたちまち楽しい「学校」ではなくなってしまうのですから。


これです!!!!。


そうか、軍隊って、たのしい学校だったのかぁぁぁぁぁ!!!!!って。



物語的視点でとらえれば、軍隊を描くときに、学校モノと同じ空間設定になっているということなんですよね。



これ、僕の中ではコペルニクス的な転換というか突破というか、発想だったので、まだまだ思考は浅いですが、メモしておきます。平時の軍隊が、学校空間的になるということ、この視点をもって、いろいろな作品を見たり、読んだりすると、いろいろなるほどと思うところがあります。

軍バリ! 1 (ヤングマガジンコミックス) 軍靴のバルツァー 1 (BUNCH COMICS)


まぁちなみに、軍事力の意味は、僕は抑止力だと思っています。軍事力が均衡していないと、戦争が起きやすくなります。なので、常に隣国や地域、世界で軍事バランスが崩れないようにする必要性ってあるんだろうと思ういます。それがパワーポリテクス。軍事力に格差があると、いっちょやったるか!と思う人が出てきてしまいやすいので、困ったもんです。。。いろいろな戦史を読んでいると、戦争って、技術格差や戦力格差が大きいときほど起きやすいんですよね。均衡していると、おいそれとはみんな手を出さない。なので、軍事力を放棄すると、戦争って起きやすくなるはずです。それが現実です。