— ペトロニウス (@Gaius_Petronius) April 9, 2022
本日は、4/9(土)。キーフに、ボリスジョンソン首相が訪れるまでになっている。こんなことほんとうに予想もできなかった。前の記事で書いたが、ロシア軍がなぜこんなに弱いのか?もしくは、ウクライナ軍がロシア軍委優勢に出ているのはなぜか?って仮説というかアングルでずっといろいろ記事を追っている。下の記事が、素晴らしくよかった。これまで軍事は、2003年のイラク戦争でイラク軍を打破によるアメリカモデル-----言い換えれば、専門的なプロフェッショナルな軍人による小中規模の高度な高機動、連携の方向性があったとのこと。確かに、さまざまな過去の記事などを思い起こしていると、これは納得。要は兵器が限りなく高くなって、かつ高度な専門性が必要になっていくので、予算がかかりすぎるから、軍縮?というか、軍の規模を小さく磯長高度化を目指すというのは感触的にとても実感する。「それ」と「逆」のことが起きたってことなんだよね。これは、凄い興味深い。
■結論としては、防衛には「とにかく人数がいる」というのが今回、証明されたのではないだろうか?
2006年からは、アメリカで推進されていた「軍事トランスフォーメーション」に影響を受けた軍改革を進める。大雑把に言えば、冷戦期の大規模・重厚な戦闘システムに対して、高度に訓練された常備軍によるコンパクトで機動性・柔軟性に優れた部隊を高度な指揮通信システムと精密誘導兵器により効率的・高火力で運用する考えで、2003年のイラク戦争でイラク軍を打破したことでその有用性を証明し、ウクライナ軍もそれに倣った軍改革を目指していた。
中略
ウクライナ情勢を伝える報道やSNSでよく見かけるのが、地域防衛隊(報道では「領土防衛隊」「地域防衛軍」「郷土防衛隊」等に訳され、統一された訳はない)の隊員達の写真だ。地域の警備や遺棄されたロシア軍装備の回収についての報道では特に目にする。地域防衛隊は準軍事組織ではなく、ウクライナ国防省に属し、陸海空軍、特殊作戦軍と並ぶ、ウクライナ第5の軍となっている。
前述したように2014年に組織された民兵大隊は正規軍や国家親衛軍に編入されたが、それに代わる地域防衛・国民保護のための組織として地域防衛隊が設立された。地域防衛隊はウクライナがドンバス地域での経験を元に、地域防衛と国民保護への新しいアプローチを採用している。中略
ロシアによるウクライナ侵攻において、ウクライナの防衛改革は一定の成果を示したと言えるかもしれない。だが、その事実は多くの国々の防衛に投げかけるものがある。デボラ・サンダース博士は次のように書いている。「私たちが将来戦わなければならない戦争が、私たちが望むような短期の機動戦でなかった場合、『非大衆化された』軍隊(注:常備軍)は戦力回復できるのか?」と。ウクライナがドンバスで小規模な常備軍の限界を思い知らされたように、いずれ他の国でも同様の問題が起こるのではないかと突きつけている。戦争は再び大衆化するのだろうか。
クリミア併合のころは惨憺たる状況だったが、その後の東部戦線で兵士の人材リソースが増加しこれが善戦に寄与。今後世界で総力戦が起きる事態になればウクライナと同じことが求められるかもという指摘。読み応えある。/ウクライナ善戦。ウクライナ自身の理由(dragoner) https://t.co/YHE3e6wLmF pic.twitter.com/2t0wcs1euv
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) April 8, 2022
これは軍事の機動的かつプロフェッショナル化の流れから、大衆化の方がウクライナの防衛に資している現実からの大きな流れかも。 https://t.co/Bmhdhu9bUc
— ペトロニウス (@Gaius_Petronius) April 9, 2022
こんなことを考えている。
■軍事的にはロシア軍がどうなっているのかの具体的中身が知りたい。
ウクライナでロシア軍の動きがほぼ停止=英国防省情報当局 https://t.co/ihfkcnlnje
— ロイター (@ReutersJapan) March 17, 2022
ロシア軍で4人目の将軍死者…ウクライナ側が遺体を公開 アフガン戦争10年と同数…苦戦物語る|ニフティニュース@daitojimari https://t.co/0lUZ3LWG1P
— のんべ安 (@nonbeiyasu) March 17, 2022
ロシアの将軍、やはり暗号化とかしてない無線や電話で連絡したせいで居場所がバレて狙い撃ちにされているみたい https://t.co/ai521W4RoM
— Masayuki Hatta (@mhatta) March 17, 2022