これ、アニメ化されているんですねー。みたいなー。どっかでみねば。僕は、瀬尾結月、、、瀬尾さんが、好きだなー。若松君とのカップル?ポイ感じが、甘酸っぱく?(笑)って、僕はすごい好きです。4巻まで読んだんだけど、物語が動き出さず、安定して4コマ漫画的な固定した日常が続くんだけど、、、、アニメ化しているんですね、これどう物語を動かしたんだろう、、、、。こういう作品って、読者としては、このまま日常というか関係性が固定化して、4コマでずっと続いてほしいと思う半面、どこかでストーリーが動き出して、関係性が前に進んでほしいと思う気持ちの板挟みにいつもなります。ぼくは、千代ちゃんには、この子いい子なんで、報われてほしいなーーーと思う半面、野崎君の性格がよくわからない(苦笑)。まぁ、この場合は、彼がハブ(=軸)になっているので、なかなか彼の内面を掘り下げられないんだろうとは思いますけどね。彼の気持ちが積み上げられたら、物語が確実に動き出してしまいますから。
でも、男の子、、、それもかなり硬派な感じとか、肉体派なタイプの人が、少女漫画家!っていうと、僕らの世代では、1989年に『NINETEEN 19』を書いたきたがわ翔さんを思い出すよなー。実物はいまだ写真でもいたことがないけれども、この人たぶんかなりごっつい感じの男の人のはずですが、マジで少女漫画家からデビューしたんですよねー。これ以降にもこれほど極端なタイプのリアルな話ってないんじゃないかな?
そうえいば、、、これって80年代から90年代に青春時代を送った人ならば、おおっ!っておもうようなトレンディ(笑・死語)な作品ですね。ああ、この作品と、山田玲司さんの『Bバージン』は、この時代のトレンディ感(笑)を思い出すには、最高の作品です。あとは、映画の『私をスキーに連れてって』とユーミンの名曲の数々ですね。もう少し後になると、小沢健二とかフリッパーズギターとか、、、、おおなんか、いろいろ思い出して、懐かしい。
ちなみに、80年代のバブル期のこのトレンディ感覚(笑)は重要な時代の感覚なので、体験していない人は、いま上げた作品(山田玲司さんときたがわ翔さんですね)をすべて読んでみると、なんとなくイメージがつかめると思います。このころは、代官山でバイトして、スキーでんナンパして、ブランド物で服を固めて、ディスコにいくとか、、、そういうのが、オシャレというかかっこいーと思われていたんですよねー。このなんというか、バブルに踊っているというか、ちょっと下駄をはいた背伸び感で、落ち着かないざわざわした、調子に乗った感じは、覚えがある人はよく覚えていると思います。
ちなみに、この感覚はとても大事なのは、僕がよく言う80−90年代の総括として、庵野監督による『新世紀エヴァンゲリオン』でシンジ君が、ロボットに乗らなくなった!!!という話は、このバブル期の陽の部分、明るい部分の裏側に張り付いている、暗い絶望が表に吹き出てきたことにあります。なので、これは、同じもののネガとポジであって、実はワンセットだったんですよね。過去を読み解くときに、この光と影が一つのもので、実はみんなが同じことを意識していたことを理解しないと、この時代は読み解けません。なので、特にそのことに意識的だった山田玲司さんの作品群は、このバランス感をよくよく見せてくれて、僕は好きでした。こういう80年代特有の空気が理解できると、この時代へのオマージュやこの時代をある種、理想化した邦画など、いろいろなものが読み解けるようになるので、ぜひともおすすめです。
というのは、物事には特有のなんというか、進化というか発展プロセスというか、順序みたいなものがあって、80年代のバブルからバブル崩壊の流れは、アメリカでいえば、1929年の世界大恐慌の前の金ぴか時代、ジャズエイジと、その後、一気にアメリカ経済が冷え込んで壊れた後に、フィッツ・ジェラルドなどのロストエイジといわれる世代が生まれる構造とそっくりです。日本も、バブル崩壊後を、失われた20年などと形容されますよね。数百年単位で見ると、歴史は繰り返しているような循環を描くんですが、短くみると、他の文明や社会で起きた似たサイクルを再現していることが多いのです。そして、その時の順序というのは、とても似た構造を示します。なので、そういうのをよく知っていると、世界や世の中の波が読みやすく、予測しやすくなるのです。そうすると、断片的に起こる様々なパーツの出来事が、ぐっと全体感を持って、関連して読み解けるようになって、とても面白くなりますよ。
おっと全然違う話になった。
とはいえ、、、えっと、思い出すと、19の以杏(いあん)ちゃんってかわいかったよなーとか、凄い思い出しました。
えっと、野崎君お話ではなくなったですね(笑)。
まぁ、いつもの物語三昧ってことで。
アニメ何とかしてみたいなー。