長岡まつり大花火大会2024年8月2日(金) 信濃川河川敷、きみどりのマス席で世界最高レベルの花火体験をしてきました!(1)

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先週末の8月2日の金曜日会社の年休を取り(ながらも車の中で会議に出てましたが(苦笑))、新潟の長岡花火大会に友達と出かけてきました。


もう人生最高レベルの花火体験でした。期待をかなりしていたのですが、それを遥かに上回る(そう云うことって人生では滅多にない)レベルで、もう見れたことを神様に感謝したいくらいなんか、無性に胸に迫って、感極まる体験でした。チケットを用意してくれた友人には、最大限の感謝を。


🔳前準備の知識

この空の花 長岡花火物語 [DVD]

一応行く前に、何お知識もなかったので、大林宣彦監督の『この空の花 -長岡花火物語』(2012)を見ました。1945年の長岡空襲から、なぜ長岡花火ができていったのかのドキュメンタリータッチの幻想的な映画です。本作と『野のなななのか』『花筐/HANAGATAMI』を合わせて「戦争三部作」と云うそうですが、長岡花火が、戦争の鎮魂のために行われているのが発端だっというのは、全然知りませんでした。長岡に子供の頃に住んでいた友人が、俺も初めて知った(笑)っといっていたので、伝統と言うものはそう云うものなのかもとも思います。ちなみに、『この空の花 -長岡花火物語』は、幻想的すぎて、さっぱり意味がわかりませんでした(苦笑)。初の小林宣彦体験ですが。時間がなくて流し見だったので、今度は腰据えてみてみようと思います。分析的に見ないと、ちょっとしんどいです。とはいえ、それくらい意味不明なのに、ぐいぐい見せるところは、さすがの巨匠。元木花(猪股南)の一輪車の、スカートがふわっと持ち上がるシーンの連続は、いやーこの人、女の子を撮るのにこだわりありすぎじゃね?と感じました。ただ、長岡の花火大会のルーツに、戦争への鎮魂の意文脈が深くルーツとしてあることは、よくよく伝わってきました。しかも、戊辰戦争、長岡空襲とルーツの奥深さがやばい。これは、フェニックスを後で見るときも、最低限知識で知っていかいないかで、見る姿勢がぐっと変わると思うので、大事だと思いました。ちなみに、フェニックスは、花火大会の最大の見せ場です。もともとは、新潟中越地震から不死鳥のように復活することを祈願して「復興祈願花火フェニックス」と云うそうで、長岡市の市章がフェニックスだからだそうです。ちなみに、平原綾香さんの「Jupiter」が、フェニックス花火のテーマ曲になっている理由は、中越地震で被災した被災者が勇気づけられた曲で、FM新潟など、ラジオでヘビーローテションされるほどリクエストがあったからだそうです。

大林宣彦 『この空の花-長岡花火物語』 大林映画というワンダーランド : 映画批評的妄想覚え書き/日々是口実


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さてさて、そんな前知識を入れつつ、友人の銀鷹さんと朝に東京駅の八重洲で待ち合わせ、そこから車で長岡市へ。

途中でお昼ご飯を食べつつ。日本のパーキングエリアって、本当に豊かで楽しい。ラーメンは、普通の醤油ラーメンでしたが、葱の味が素晴らしくて、満足。10時半に出て、だいたい目的地の岩室温泉の高島屋に到着したのが、16時30分ごろ。7時間ぐらいのドライブでした。意外に渋滞は厳しくなかったものの、結構かかりました。

ドライブ好きなんですよね。密室に閉じ込められるので、結構濃い話を、延々(逃げられないので)話し込む。なので、仲がグッと深くなるような気がします。昨年に、八ヶ岳蓼科山を登ったときも、良かったんですよねー。車は好きだなー。

車での旅行の良いところは、ってなんでもだけど、「行くまで」の距離や風景の変化を楽しめるところ。特に車は、「自分で運転する」とと云う主観的な行為なので、ルートなどをよくよく覚えている。そう云う地理感覚が体に刻み込まれるのって、素晴らしく楽しい身体経験。今回は東京から新潟に行くわけだけど、途中の谷川岳を抜けていくと、風景が見事に変わるので、良いですよねー。ちなみに、僕らは、長岡から少し先の岩室温泉に泊まったのですが、長岡周辺は高速道路か出るのも一苦労な感じの渋滞でした。

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僕らは、少し遠めの岩室温泉の高島屋に宿泊して、16時から夕飯を食べて(ギリギリ間に合った)、その後、17時15分からシャトルバスで燕三条駅に行って、そこから新幹線で一駅で長岡駅まで行くルートでした。どの道、車で行っても、少し遠めの工業団地の駐車場とかに停めて、そこからシャトルバスのルートなので、ちょっと遠めの宿に泊まるのはアリだなと思います。もちろん、、駅の目の前のAPAホテルとか、そういうところに泊まるのもアリですが、そこも2万円とか宿泊費かかるわけで、、、、。シャトルバスがあるなら、少し遠めの旅館とかに宿泊するのは、アリな方法に感じます。

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燕三条駅から新幹線で長岡駅へ。一駅。

燕三条の駅のコンビニで、凍ったペットボトルとか、汗拭きシートやら、軽い塩気のあるスナックとかとか買い込み。もちろんリュックサック常備で。汗を拭くタオルや、首に巻くネッククーラーリングみたいなものもちゃんと準備して。。。。と、コミケに行くくらいの恐れを抱きながら準備していったんですが、拍子抜けするくらい涼しく(もちろん暑いのは暑いんですが)、軽く風もあったし、川の桟敷席は空気の通り抜けも良い上に、座ってゆったり見れているので、全然楽でした。

長岡駅からかなり並んでいました。駅から席まで、歩いたら15分もかからないんでしょうが、大群衆で人が溢れているので、結局、30-50分くらいはかかりました。一番しんどかったのは、ここですね。特に、地元の人が住んでいるか、長生橋の周辺は通行止めがしきれていなくて、信号とかで待つので群衆がなかなか動かなくて、はじまり15分くらいは遅れてしまいました。

この辺を歩いていると、信濃川もそうでしたが、あれ、これ映画で出てきたところじゃね?というのがいくつかあって、こういう聖地巡礼的なのは、大事ですね。付け焼き刃でも。

ちなみに、外国人がもっとたくさんいるかなと思ったのですが、意外にそれほど見なかった感じがします。1日17万人で、2日間合計で35万人ぐらいだそうですが、よく捌いているなと、いろいろロジ周りが、大規模イベントの運営が慣れている感じで、さすがに感じました。今回から?なのか、全席有料化して完売したそうなので、観客の質がかなり上がっているのではないかと思うんですよね。個人的には、東京隅田川の花火大会とか、あの辺はガラがかなり悪いなといつも思うので、列の行動とかもスムーズに動いていて、民度?というか悪い嫌な気持ちになることもない感じで、これは新潟の気質なのか、長岡市が大規模イベントになれてスマートに捌いているのか、有料化して観光客の質が向上しているのか、どれかわかりませんが、多分全てなんだろうと思います。


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