評価:★★★★☆星4つ半
(僕的主観:★★★★★星5つ)
くらのさんのこのマンガ、めちゃくちゃ好きなんですよね。SNSで出会った女子四人が、キャハハうふふと、スイーツを楽しんでいたら、実は全員女装の男性(一人元男含む)だったと言うう話なんですが、、、何だかめちゃくちゃ読み返すので、素で好きなんですが、何がそこまで良いのかの言語化ができない。確かに言語化すると、
普通は、一人ぐらい女性の可愛い女の子がいてヒロインいなって主人公(男)の相手にラブコメになるのが、定番でいうか王道じゃないですか。
潔く?(笑)、全員男性って、、、、え、このマンガ誰が読むの?(笑)って初めての時(今ですら)思うんですよね。僕は残念ながら、完全ノーマルな人なので、そもそも恋愛対象が女性でしかないので、そうでないパターンというのは感覚的には理解できません。そして多分マーケットのサイズ的にも、一般的なラブコメがメインマーケットなのは間違いないでしょう、サイズ的に。そのなかで、「こういう需要ってホントあるの」???って。だって、絵柄は、めちゃくちゃかわいいじゃないいですか。オペラさんの可愛さなんて、確かにヤバすぎる。そんな、無理に男性にする必要なくて、一人くらいは、女の子でも良かったって常識的に思うんですよ。
でも、あえて、全員男。
作者、きっと編集も、気合入ってるなって(笑)。この気合いと、潔さと、こういうの描きたいという作者の熱意に、なんかグッときちゃいます。どうなんだろう?この可愛い女の子の絵柄で、ラブコメにするの簡単そうなのに、わざわざ全員男とするパターンは他で見たことないです。
でね、それだけではなく、主人公視点のココアさん(森長くん)が、オペラさん(千代田くん)を好きになっていくじゃないですか。どんどん。リナさんも、優希くんと、付き合っているし。別に、ことさらに同性愛という気負いがあるわけでもなくて、自然と好きになって、「その人を好きになったんだな」というのが物語から普通に伝わってきて、違和感がない。
・・・・・・・違和感がない!?
読んでて、最初に、すげぇって(笑)思いました。うーむ、物語の世界では、もうこの感覚なんだなぁって。そして50代のおっさんであるペトロニウスが読んでいても特に、違和感がないんですよ。10年くらい前は、まだ「驚いていた」感じだったんですけど、もうなんかこう違和感なく自然に、話が進む。この作品は5巻で完結なんですが、もう何という普通のラブコメなんですよね、テイストが。親との対峙イベントがあるにはありますが、このハードルだと、普通の親の反対の域を出なくて、しかも実際は、母親はあっさり恋ができるならいいことだと、同性でも全く問題視していない。もちろん、女優という特殊な仕事だとはいえ。
僕の中では、この作品は、かなりエポックメイキングな作品なんですよね。
まぁ単純に、ココアさんとオペラちゃんのカップルが好きなんですけど。