プラチナ・ビーズ
五條 瑛
集英社 2001-07
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評価:★★★★星4つ
(僕的主観:★★★★★星5つ)
comingsさん、紹介ありがとうございました。『プラチナビーズ』読み終わりました。素晴らしく面白かったです。厚いのに、全然そういうウザさを感じさせないし、『スリーアゲーツ』と連続で読むと、世界観の広がり、キャラクターへの共感と謎が強い連続性を感じさせて・・・ほんといい人を紹介していただきました。ありがとうございます。物凄く楽しかったです。この人の作品は、もっと読んでみようと思います。何よりもうれしいのは、単体としても面白いんですが、シリーズとして面白い構成になっているが、とてもうれしいです。葉山の、エディの、坂下の、サーシャのその後が気になるもの。ちなみに、サーシャの容貌ですが、吉田秋生さんの『バナナフィツシュ』という物語に出てきた、ブランカという元ソ連のKGBの中佐を強く連想させられました。たぶん生い立ちもシュチュエーションも、ほとんど同じじゃないかなぁ、と思います。あと、もし人種が朝鮮系だとしたら、中国東北部とソ連のあたりの朝鮮族は、民族強制移動で、中央アジアの方に強制移住させられた、凄まじい過去がありますよね、、、ソ連邦時代に。あの辺の生き残りかな・・・とか思いました。この役どころ最高ですね。ああ・・・それにしても、プラチナビーズという言葉の意味がわかつた時には、胸がぐっときましたよ。この人、とても専門知識がある人のようですが、物語がうまいですね。本当にドラマチック。・・・・いま調べていてわかったんだが・・・この作者、女性なんだ!!びっくり、まったくそうは感じなかった。珍しくまったくアンテナが働かなかった。・・・ところで、この葉山君のシリーズの続編はあるのでしょうか?。鉱物シリーズは、この二作だけなのかな?。この人、たくさん著作があって、どういう順番で読めばいいのかが分からない・・・だれか、、、、教えてください・・・。