印象はとても異なるのだが、灰羽同盟と同じ構造の物語。どこかで美少女版プリズンブレイク(笑)と称されていたがそんな感じ。これも、異世界からの脱出というストーリーになるのだろうか?。・・・・と疑問にもったが、まさに同じ類型だな。物語は、ナンバーシックス・・・6番という名前のつけられた女の子の視点で始まります。目覚めると、すべての記憶を失って「ある島」にいることがわかります。そこで彼女は、ナンバーシックスという名前を付けられ、サバイバル生活が始まるのですが・・・・。なぜこの島にいるのか?、自分が誰なのか?、全く分からない状況にあります。
■どれくらいの尺なのかが読めないと、どれくらいの規模の作品かがよく分からなくなる
金月龍之介さんの脚本ということで読んでいるが・・・ぱっと一回で読むには、分かりにくいなぁ。「よく読み込めば」味はあると思うのだが、よく読みこまないといけない時点で、こういう謎解きモノは負けのような気がする。というか、本当はこれはアニメーションで見たかった、と思わせるのはなぜだろう?。『LOST』みたいな謎をベースの活劇になっているので、例えば12話で終わると分かっているアニメーションならば、かなりひきつけられて見たんではないだろうか?。漫画だと、なんとなく「いつまで続くか分からない」という尺に関する距離感がつかめないので、どのくらいの規模の作品かがよく分からないんだよなぁ。
ちなみにサンデーGXで連載。