君は誰を選ぶのか?

ベイビーステップ 1 (少年マガジンコミックス)

今週号のマガジンの『ベイビーステップ』がおもしろかった。なっちゃんのライバルの清水さんという女の子が登場するんだが、これがどーも、えーちゃんと、いい感じな雰囲気なんだよね。前に、10巻の感想で、フロリダで自信をつけたえーちゃんは、やっとなっちゃんに対して、攻撃的というか、告白できる・・・いいかえれば、対等で、上位の気持ち(=告白できる自信がある=自己放棄ができるというのは、ある意味、相手より目線が上でもあるんだ)立場になったと言ったんだけれども、そうなった途端に、自分にとてもあっているけれども(えーちゃんには、なっちゃんよりも、清水さんの方があっていると僕は思う)かなり高めで、今までだったら出会うこともない相手好意を寄せられそうになるってのは、、、、、ああ、、、、こういうのってあるなーーーとしみじみ思ってしまった(笑)。


これって、ステージが上がった時に、よく起きる現象のような気がする。人生でステージが上がると、いきなり視野が開けたり、「波に乗っている状態」が他人からとても魅力的に見えて好意を寄せられやすくなりやすい・・・・そんな時に、「今の自分にとてもふさわしい相手」が、いきなり現れたりするんだよね・・・・。


でも、こういう時に、とても重要なのは「あなたは誰を選びますか?」ということ、、、、だと思うんだ・・・どんなタイプを伴侶に考えるかって、それは、「自分自身がどういう人生を生きたいか?」ってのと、実は同じことのような気がする。正反対の性格をしているなっちゃんを求めて生きるのか、とても似たタイプで理解し合えやすそうな清水さんを選んでいくのか・・・って、人生の重要な岐路、、、彼がどこへ行きたいのかってことと直結する、と思う。


・・・いや、ただ新ヒロインというか、ちょっと新しい登場人物が出てきただけなんだけれども(笑)、なんか、凄くすごくそういうことを感じてしまった。この漫画って、成長してステージが一段づつ上がってくる時に「視界が開けてくる」「新しい出来事が、選択肢が現れる」ってのが、とてもうまくタイミングよく書かれているので、どうしても深読みというか、、、、これは、いった「何を指し示しているサインなんだろう?」って思ってしまうんだよね。