『永遠のゼロ』 百田尚樹著

永遠の0 (講談社文庫)

いま読み始めたんだけど、、、最初の1/3だけで、物凄い引き込まれている。よくできてるー。つーか事実上最初の数ページではまった。


・・・・・いま、3/4くらいまで読んだ・・・これ、素晴らしい小説だ。しかも見事なくらいにわかりやすい。こういう物語を読みたかったんだ。


・・・・いま読了。素晴らしい物語だった。。。。すばらしい。最後のドラマの盛り上げ方も素晴らしい。読んでいて、何度も目頭が熱くなりました。



太平洋戦争の海戦の導入本みたいな感じで、初めて読む人(=あまり海戦史に詳しくない人)にも分かりやすいストーリーの流れがたまらない。主人公が、カミカゼファイターだった祖父の過去を探るというミステリー的な仕立てになっていて、「何も知識のない主人公」が、少しづつ物事を理解していくという流れになっているので、全体をよく俯瞰して描いていて、凄くいい導入本でもある。


ただ、同時に最近、ずっとマブラヴのSSを読んでいて、「戦場で戦うことの意味とは?」とか、そういうことを、ていねーーーーーーに分解して、何度も何度も読み返していたりしたものだから、きっと戦記モノはよく読めるようになっているだろうと思っていたが・・・・案の定だ。この「接続」はいいねー。やっぱり受け入れの状態によって、理解できるかどうかはかなり違いが出るもんねー。まるで、戦術機に乗って、戦うことと戦闘機での戦闘が重なって、、、胸が熱く・・・・。


坂井三郎さんとかがいきなり出てくるのは、たまらんっ!。

大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)


ちなみに佐々木譲さんの以下の作品を同時に読むといいと思えます。

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

ベルリン飛行指令 (新潮文庫)