ちょっとお勉強。

戦略とは何か

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」


昨日新しく着任した人材に、事業運営管理の基礎を説明していたんだけれども、より上位の戦略論は『戦略とは何か』が良書で、テクニカルに市場の分析する常套手段はまぁ、3Cとかから始まるんだけど、それは斎藤さんのがいいなぁ、、と説明してて思った。もうこのへんって、自分的には血となり肉となっているので、いちいち読み返すってのは、ほとんどないけれども、普通にしゃべっているといつも同じフレームワークになるくらい理解していないと「使える」ことにはならないんだなーと思う。この2冊は、ずーっといろいろ読んだなかで、コンビニエント(=具体的ですぐ使いやすくてハンディ)で僕は最も気に入っている。そしてこの2冊で基礎は十分だと思う。無駄に何冊も読むのではなく、繰り返し読んで「使いこなせる」ようにしないと知識は意味がない。特に僕らは実務者だから。実務書は、観念論や抽象論とかに行っても仕方がないし、特に、多少誤謬や理論的には間違いでも、「今すぐ使える」ことことが最も大事なことだと僕は思う。その概念を止揚する、問題点や罠さえ理解してれば十分。事業は、スピードが勝負。またその場で議論を構築できるハンディさが重要。抽象度が高い概念は、その場で使えないからダメだ。実務者にとって重要なのは、常にコンビニエントで、今すぐ使えること。正しくとも無駄に高度な議論をしても仕方がない。んでもって、これはこれで概念やフレームワークなので、「これ」を実際の具体的にどうするか?作業にどう落とし込むか?ってことを教えてあげないと、ある意味、不親切だよなーと教えてて思った。僕が着任した時は誰も全く教えてくれなかったけどなぁ(苦笑)。こういう抽象論と、予実管理や日常の手順とどう連関しているかを、説明しないと使えるようにはならないんだよね。・・・とはいえ、そもそもこの程度読んでいない奴は話にならないし、できる人材ってのは、かなり抽象度上げてしゃべっても、すぐ理解するんだよね。そのへんは難しいところだなぁ。