学園生活へのノスタルジーを消費することって?なんだろう?

俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる(1) (ガンガンコミックスJOKER)

最近、大好きで、はまっています。というか、OPが、なんか脳天しびれるくらい好きなんですよ(笑)。オープニングばかり何回も見返しています。はふー。これ、女の子のかわいさをわかっているなーって、ぐっときます。


まだ小説は読んでいないんですが、読みたいなーと思わせます。まぁアニメ化まで行ったライトノベルはたいていいいものが多いので、食わず嫌いかどうかってだけなんで、きっと楽しいでしょう。けど、なんなんだろうなー、なんでこんなにぐっとくるんだろう?。いや、設定的に、これはあざとすぎる!とかそういうのは全然感じないんですよ。とても古典的なラブコメパターンですよね。今風になっているけど。いいライトノベルって、たとえば『俺の妹がこんなに可愛いわけはない』とかは、1巻は完全にタイトルと設定から構成しているのがわかるし、それはつまり需要者側の要求や欲望を短くまとめるので、どうしても、あざといなーという部分が鼻についてしまいます。少なくとも、僕は1巻読んだ時に、「ヲタクのことを理解しているというか大好きな美少女」とかいう脳内麻薬の出そうな(ありえねー)設定は、ファンタジーとして楽しむのは勘弁してくれよとかいう感想を書いていました(←自分の中にある強い妄想だから、きっと恥ずかしかったのでしょう)。もちろん、それでも面白かったことは否定しないのですが、でもな、、、って感じで。それが巻を追うごとに、凄い評価が高まっていくんです(笑)が、これ日常の関係性を書いたアイディア勝負のライトノベルのいい作品は、みんな同じ構造なんですよね。なんでかな?と思っていたんですが、たぶんキャラクターが深堀されて、関係性の物語が自立性をもっていくからだろうと思うんですよね。もちろん作者に才能と技術がなければできないのですが、さすがに商業で出てくる人は、うまいきっかけがあれば、キャラクターが自律化する才能はある場合が多いので、たぶんそういう仕組みになっているんでしょうねー。才能が、あれば、すぐに育つんだと思うのですよ。まぁ、本を読んでみないとわからないけどー。


・・・ちなみに、この前この話をしている時に、「ヲタクのことを理解しているというか大好きな美少女」なんて見たことねーよ、と僕が、飲み会で友人と駄弁っている時にいったら、


そんなことはない、ヲタク趣味どっぷりの美人はいる!



しかも、凄いきれいだって言われてちやほや育ったのに、オタク好きな自分にコンプレックスがあって、いい感じに性格が歪んで最高です!


経験談かよっ!


と、叫んでいる若い友人を見て、心底羨ましく感じました(笑)。僕は、若い時に戻りたいとか、学園時代をやり直したいとか、そういう欲望はほぼ皆無なのです、、、いまが一番幸せだし、自分の大好きな女の子は一緒にいてくれるし、仕事も生きているのも楽しいし、、、、と、リア充的なことを思うんですが、一つ、心残りがあって、、、


大学生の時に、ヲタクの大好きな女の子と付き合っていちゃいちゃする!



という野望だけは、、、果たせなかったのです(涙)。ああ!無情!!。ちなみに。重要なのは大学生!というところ。もっと若いと、いちゃいちゃが、できないじゃないですかー(笑)。大学生は、ほんと自由ですからねー。時間的にも。彼女の家に入り浸るとか、もう住んじゃうとか、普通にできますもんねー。。。。ああ、夢だったなー。


ちなみに、ヲタク趣味に理解がある女性の友人、知り合いって僕の周りには、皆無です。。。ちなみに、僕の全人生でも皆無です。。。。。そういう世界で生きていなかったのですよ、、、、仕事の鬼でキャリアまっしぐらとか、そういうのはたくさんいたけど(苦笑)。妻も、残念ながら、ほとんど興味がありません。僕の趣味は、、、、なんというか、なんか不思議なものを見る様子で凄いねーと眺めるだけで、、、、ううっ、、、僕の中で、趣味を理解してくれる女の子といちゃいちゃするっていうのは、どうも物凄い大きなファンタジーでありノスタルジー(実現できなかった、それでも夢に見る思い)のようなのです(笑)。そういえば親友は奥さんもヲタクで、、、、一緒にエヴァ見に行くんだ、みたいな会話を聞くと、、、うらまぁしぃぃぃぃぃぃぃと、、、、と最近はあまり比較的な嫉妬はしないんですが、歯ぎしりをしてしまいます(笑)。


僕の好きになった女の子は、奥さんは、なんでヲタクではないんだろう、、、と遠い目をしています(笑)まぁ、仕方がないですけどね、それでも大好きなんだから、、、、。とはいえ、どうも逆にそういう不可能性のあるものなので、学園ものとかの僕が悶えるポイントに、これがあるみたいな感じなんですよねー。。。。夏川真涼って、どう考えても、ヲタクでしょう(笑)。ああいうのいいなーって。そんで、頭の良かったりプライドの高い女の子は、その辺を突き崩すとデレが凄いので、あのタイプいいわー(笑)と思いながら眺めています。


まぁ、学園ものって、本当によくできたファンタジーですよね。どうなんだろう?こういう楽しそうな、『げんしけん』とか『究極超人あ−る』、『僕は友達は少ない』とか『ココロコネクト』みたいな学園生活って、片鱗でもありうるもんなのかなぁ?(苦笑)。僕は、なんかファンタジー(=ありえないこと)としてしかとらえられないなー。でもいまの大学のヲタサーとか、あんなもんですよ、とか若い人はいうんだよねー。もしそうなら、時代は変わったのかねー。一方でいじめはどうのこうの体罰はどうのと、厳しい話も多く聞くけど、片一方で、いまの若者って相当ゆるくて楽しそうなんだよねー。まぁ、何がいいかってのは、本人にしかわからないから、外側からいい悪いっていうのはいっても意味がないとは思うけれどもねー。実際僕も、凄い灰色の学生生活だったと思っていたけど、よくよくエピソードを再構成すると、意外にドラマはいっぱいあったんだよなー。そうとうリア充っぽい経験が多いけれども、自分がそれを自覚して感受していないと、苦しいだけなのかもしれないねー。人間ってわからないよ。学園祭とかの準備の話で、女の子とコンビニとかに買い出しに行った(僕は共学だった)話を、男子校の同僚にはしたら歯ぎしりして、おれもそんな青春を送りたかったぁぁ!!!と、半泣き(マジで)で叫んでいたので、まぁ、何がいいことなのかは、よくわからん。逆に僕は、男子校のそういうテンションの高さの方が、濃くてうらやましい感じがしたものだが、、、、。何が良きことか?ってのは、わかんないよね。


あれ、タイトルの話をしなかった?(笑)。えっとねーとにかく、こういった物語を消費するってのは、イメージを消費しているわけだけれども、、、こういう学園もの、いいかえれば過去の学生の時間を反芻するこういって言うのは、どういうことなんだろう?って思ってねぇ、、物語ならばいいことがほとんどだと思うけど、それってほとんどが「ありえなかった」話だろうね。そんで、実際には、きっといじめとかスクールカースト低すぎて悲惨だったとか、そこで頑張ったから成功したけど、頑張りすぎて青春ゼロだったとか、、、そういう後悔も多いんだよね、たぶん。だから、どういう心理機制で、こういうものをもとめるんだろう?とか、そんなことを、まぁどうでもいいのですが、つらつら考えていました。


いつものごとく、ほとんど、どうでもいい内容でしたー。