たしかに「熱い少年漫画」だ。

進撃の巨人(2) (講談社コミックス)


いま明かせる情報はここまで、というところが、この作品の面白さをあおっている。まぁSF的には、なかなか新奇なモノって言うのは、この「アイディアが出尽くした時代」には、難しいと思うのだけれども、、、。けど、この作品の面白さは、このウルトラキモイ巨人たちや、絶望的な中で追い詰められていく残酷さと、その中で描かれる「ヒーロー」という非常に古典的なモノなんだろうと思う。けど、それは、謎が謎のままで、ある程度、不全感をあおっているところでないと、成り立たないだろう。そこまで「引っ張れるか」というのが、気になる。とはいえ、この時点では、その「引っ張り」は、凄い強度がある。絵の強さかな、やっぱり。

・・・・ふと思う。

そうか、謎が謎のテンション状態では、これは、最高のヒーロー漫画になる、、、少年漫画としてめずらしく古典的に成り立つんだなー。