物語の中の最高峰の物語。

ファイブスター物語 (1) (ニュータイプ100%コミックス)

先日、ふと一気に最新刊まで一貫から読み返してみました。。。。


ものすげぇ、、、物語だ、、、、


最近、ずっと小説家になろうとかアルカディアのサイトで、ひたすら小説を読んでいたんですが、あれはあれで特徴があって、素直に「原初の欲望」を展開する物語の基本的な原理のシンプルさがあって、なかなかいいのです。ある種、ロマン主義復権の最もシンプルな形。特に、なろうの小説は、本当にシンプルで、しかもランキングによる市場形成までされているので、とても興味深い、、、、。。。・・・・というのは興味深いんですが、これだけ物凄いバロックの極致でありながら、物語の原初の面白さが欠片もうしなわない神話レベルの世界を構築されちゃうと、、、もう、世界って、すんごいんだから、、、見たいな気になってしまいます(苦笑)。『ファイブスター物語』・・・こんな物凄い物語があってもいんだろうか!!って思うくらい面白いです。僕のいうマクロとミクロのダイナミズムが、もう陳腐に思えてしまうくらい見事に完璧に構造的に構築されていながら、メタ的な視点も入っている多重の物語で、ちゅーかもう神話の構造なんだよね、これ。なのに、個人の物語がありうるって、、、おいおい(苦笑)。おもえば、これだけ高低の差を見せられると、、、本当に今の世界って豊かなんだな、、、と感心してしまう。世界って、美しいよ!!!って思った瞬間でした。


えっと、何がいいたいかというと、たぶん現代日本が生みだした物語群の中でダントツに複雑で、奥が深い物語だと思うこの作品は、絶対読んでおかないと人生損ですよ、ってことです。お薦めです。



ファイブスター物語 (11) (ニュータイプ100%コミックス)