いろんな雑誌を買ってみよう、と自分の中で思いついたので、最近めちゃくちゃはまっている宮原るりさんの『恋愛ラブ』の連載している『まんがタイムスペシャル』を買ってみた。これって月刊誌で、こんな感じの量で連載しているんだ、と初めて分かった。。。。いままで、どこでどう連載しているのかさっぱり分からなかったので。『まんがタイムホーム』はなかったし。。。その他をざっと目を通したけど、うーん、これだけでは何とも言えないなー。限られた情報でいうと、『恋愛ラボ』と比較すると凄い差がある気がするなぁ。。。でも、この4コマ漫画の雑誌て他にもたくさんあるので、そんなに才能ある人がたくさんいるとは思えないので、率的にはこんなもんかな、とは思いました。
さて、ふと思い出したのですが、僕は、ここ10年以上こういう4コマ漫画の雑誌って買ったことも手に取ったこともなかったのですが、ある時期すごい量を読んでいたことを思い出しました。というのは、エジプトで1カ月ぐらいバックパッカーをしていた時に、そこの安宿で、なぜかこの系統の漫画がたくさん置いてあったんですよね、、、。なんでたくさんあったかというと、たぶん空港とか売店で読み捨てるために買って、そのままそこに置いておいたんじゃーないかな、と思う。なぜエジプトまで?とかは思うけど。そして、その時読んでいて、物凄く面白くて続きが気になって仕方がなかったのを覚えている。日本に帰国したらすぐ忘れてしまったのだけれども。
何がいいたいのかといえば、こういう4コマ漫画って、「手持ちぶたさ」解消のために読んでいる人が多いみたいな感じがするんですよね、クロスワードパズルをやっている人と同じようなもの。ちょっと、意識をそらしたい感じで、だから、4コマで情報量が少なく背景を読み取る必要もないような簡潔な形式の俳句みたいな形式になっているんだと思う。そういう「抜いた」媒体なので、日常を描くのにとても向いているんだろうと思う。この仕組みを使って大河ドラマ的な物語を紡ぐ『聖☆高校生』などをかく小池田マヤさんのほうが、ちょっと特殊事例なんだろうと思う。ああいう特殊事例なんかばかり僕は好きで読んでいましたが。
それで、情報量を抜いた俳句のような形式で「日常」を描くと、より強烈に日常を喚起させて、これを海外で読むと物凄く日本の現代の生活をリアルに喚起させるんですよね、、、やってみるといいですが、もうびっくりするぐらい、現実というか日本に引き戻されます。普通の漫画や小説の比ではありません(苦笑)。なんでだろう?とかそういうことを思いました。
ちなみに、ほんとこの『恋愛ラボ』って別格に面白いんですよ。久しぶりに珠玉を見つけたっ!!!て感じで盛り上がっています。コンセプトはとがったところがないので、企画会議通りにくそうではあるが、これアニメ化向いていると思うんだけどなー。ただ『けいおん』や『ゆるゆり』系統は旬が過ぎつつあるので、ちょっと違う形になるのかもなー、、、。
読んでいると、もともと妄想メインだった生徒会メンバーなんだけど、ヤンとか凪野くんとかの登場によって、妄想の実践の話が増えてきて、、、、ああ、どっかでルイさんがいっていたけど、「女の子だけの無菌空間」ではなくて、男の子との恋愛が射程に入ってきたので、僕的には、その辺がいいんだけど、『けいおん』とか系統との違いを感じるんだよなー。でもメインは、恋にあこがれる女子高ライフって感じで、、、なんか、いいなーおれも、この中の一人に転生して生まれ変わりてぇーーーーーとか思います。何なんだろうね、この感じ。
はー何がいいのかわかってきたんですが、こうニヤリングの発生(←意味不明用語)が多いんですよね、、、というのは、基本的に彼女たちってずっとどういうのが恋愛か?見たいな妄想を繰り広げている人なので、実践の場面とかいろいろな現実に会ったときに、妄想が壊れるといおうか、もしくはそのままそれが現実化したりで、その落差や衝撃で、めっちゃ赤面して動揺することが多いんだよね。
これだよ!これ。僕は、これが見たいんだよ!!。妄想の実現とか崩壊(←いい意味でね)って、それがいいんだよ。動揺している女の子って可愛いいいいいいいいいいいいい・・・・・・・・。・・・・・なんか、変態さんみたいだな、おれ。リコが、凪野くんへの気持ちを一生懸命、いやそうじゃないかも?とか、確認しているのって、うんうん、、、、いいねぇ、、、と、、、あっ、これ、娘を思う父親の気持ちだ、、、(苦笑)、、、いざ付き合うとなると、それはまぁうれしいんだが、微妙に悲しくもあり、、、とかいろいろ(笑)。いやーいいね。連載リアルタイムで読んで見たい作品です。でも、これ、逆に恋がうまくいった「後」を描くべきなのか、それともそこで終わらせるべきなのか、悩ましいところ。作者の宮原るりさんは、とっても健康な大人の情勢の印象を受けるので(漫画からは)、きっと付き合った後もとてもよく描けるとは思っていますので、僕はぜひ書いてほしいけどなー。
・・・・・ちゅーか、コミックス10/7発売だと!、、、日本にいねーじゃねーかおれ。。。。がっくし。。。。