『クイーンズ・ギャンビット(The Queen's Gambit)』と『3月のライオン』の比較を通して2020年代の物語の目指すところ分析する

第二弾刊行です。『シン・エヴァンゲリオン総論』に続き、同人誌を作成しました。ブログがすでにオワコンになって、誰も見ていないなと思う昨今、とはいえ僕のブログは自分日記なので、アウトプットは継続しています。ああ、自分は、承認欲求でやっていないんだなって再確認できて、とてもうれしいです。誰も見てなくても描くんだな、と(笑)。他人の軸で物事をやっていないのは大事なことです。「自分」を生きれていないと、外側から左右されて翻弄されて生きづらくなるからです。それに、こうブログメディアの旬が過ぎると、はてなも含めて、いつ封鎖されるかわからないなって思ってきました。そうしたら、20年近いアウトプットが消え去って元に戻らない可能性が高い。だから、PDFにまとめておいて残して置けるようにと思い立ちました。おもえば、LDさんの主著である『物語の物語』を出版したものの、自分単独で出したのは『シン・エヴァンゲリオン総論』が初めてですね。

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今後、物語三昧で長きにわたって見つけて語ってきたテーマ文脈を、それなりにまとめたシリーズを刊行しようと思っています。ちなみに、もういくつもテーマ群でまとめているので、加筆修正まとめをしながら、コンスタントに出して行けたらと思っています。仕事もまた忙しくなりそうなので、なかなか難しいかもですが。第3-4弾は「日本的学校空間からの脱出の物語~同調圧力の地獄からの解放を求めて」と「”ほんとう”の友達を探す当てのない旅路の果てに~ほんとうは友達はいらなかった」的なタイトルでまとめています。(と、後書きに書いた後で、すでにもう一つ増えたので3冊になるような気がしています)。1990年代、2000年代、2010年代の30年間でだいぶ区切りがついた感じがしているんで、この時代を歴史として自分の中で相対化したいというのがあるのです。


その(1)『シン・エヴァンゲリオン総論』と、その(2)『『クイーンズ・ギャンビット(The Queen's Gambit)』と『3月のライオン』の比較を通して2020年代の物語の目指すところ分析する』、この2冊は、基本的なテーマは、「自分自身になること通して、過酷な世界を生き残る方法」です。

大人になること、成長すること、生き残ること、成熟すること、そして「自分自身になる」ためには。

1990年代に、バブルが崩壊して、それまでとは、日本は全く異なる構造の世界にかわりました。その低成長で、人口オーナスが継続する、急激に社会の経済規模が縮小する社会で、既得権益者の先行世代が、勘違いと幻想、妄想をもってパワハラ負の遺産をまき散らすという地獄の中で、私たちは、子供たちは、どう生きてきたのかの履歴です。



「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」解説・評論本 Ver1.00-20220704
AzukiaraiAcademiaPublishing

256p 40章で構成。(表紙含む)

ブログで公開されているバージョンの大幅加筆・修正+イラスト追加版です。

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ちなみに、中の章の扉絵です。まぎぃさんと、相談して作ったので批評内容にリンクしています。