Tim Walz(ティム・ウォルズ)ミネソタ州知事がカマラ・ハリスさんのランニングメイツに

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初のスピーチ。スピーチがとてもうまい。

ジョシュ・シャピロ・ペンシルヴェニア州知事、ティム・ウォルズ・ミネソタ州知事に絞られた感じでしたね。そして、Tim Walz(ティム・ウォルズ)になりました。候補には上がっていましたが、誰?という感じでしたね。しかし、今後の展開を考えると、本来は、激戦州で今回の選挙の最後を決めると言われていたペンシルバニアでカリスマ的強さを誇るシャピロさんを外したのは、かなり大きな決断ですね。11月の選挙では、ペンシルバニアは、大きな注目の的になりますね。でも、この人あまりにイスラエル寄りなので、民主党の左派に対して、分裂を促してしまうかもしれないので、厳しかったんでしょうね。60歳で、カマラさんより一つ年上。多分、この辺がやりやすかったんではないでしょうか。

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カマラ・ハリスさんのランニングメイツとしては、成程の選択。特に彼女のシャープさと、大企業寄りの姿勢と、真逆の中西部のおじさん的な親しみやすさがあるティム・ウォルズさんのコンビは、なかなかしっくりくるものがある。実はほとんど同い年なんですが、60歳で1つ上なので、他の候補は全て年下なので、この辺りの関係性の相性というのがあった気がします。まだまだ情報を集めきれていないのですが、「ミネソタ出身の狩猟好き」のウォルズ、そして「アパラチア由来の保守思想」のヴァンスと、やはりラストベルト、白人高齢者へのアピールを明らかに狙っているのは、民主党共和党も同じなのがはっきりわかります。これがどこまでアピールできるのかが、まだわからないところです。ヴァンスに対して、イェール大学に行き、ピーターティールの投資を受けているようなやつが、中産階級の代表じゃないと言い放っていますね。この辺の、どちらが「ターゲットの層」にアピールするかは、注目です。

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J.D.ヴァンス(James David Vance)とTim Walz(ティム・ウォルズ)と出揃いました。大きな選挙の戦略としては、Tim Walz(ティム・ウォルズ)は、西海岸カリフォルニアのエリートであるカマラ・ハリスを補完する形で、激戦区のラストベルト、そして白人高齢者男性をターゲットにするために選んでいるので、より「幅広い層にリーチする」という選挙戦略の王道です。しかしながら、J.D.ヴァンスは、明らかに、トランプさんの思想の洗練バージョン、もっと言えば、思想の解決策というか、実際に継承する人なので、ある意味「似たタイプの人」です。選挙戦略的には、せっかくはアピールする層を広げる機会を損失しているように見えますが、これは、トランプ陣営としては、4年で任期が終わるトランプさんの思想を、残り8年継承できる人材を入れましたという後継者の選抜というメッセージになるわけで、政権獲得後を見据えているように見えます。上智大学の前嶋教授が繰り返しているのに僕も賛成で、たぶん全米の支持は、真っ二つで半分半分になっている上に、その両側の層がかなり硬く、無党派層のように流動的に動くわけではないので、この程度の差では、ほとんど影響はないように思える。要は、現時点では、全くの互角なのではないかと感じます。メディアの露出という意味では、いまエントリーしてきた、カマラハリス、ティム・ウォルズの陣営が注目を浴びているけれども、所詮それは、メディアの露出というだけで、実際の投票行動には、ほとんど影響がない気がします。さて、この次に山が動くトリガーはなんなんでしょうか。


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こうして毎回の大統領選挙戦の戦いを、見ていると過去のその時が(時期的に同じですしね)フラッシュバックして、なかなか楽しいです。歴史を同時大生を目撃している面白さですね。


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