阿川弘之

『井上茂美』 阿川弘之著 反英雄の物語

評価:★★★★★星5つ (僕的主観:★★★★★5つ)おもしろかった。3部作の中で、一番面白かった!!!。そして、文学作品としても、3人の中で最も出来がよかった。これは、構成とか作者の力量もあるんだろうけど、この井上茂義大将という人が、物凄く興味深い、…

頑固な英国紳士(ジェントルマン)で生涯あろうとした提督

読んでいて、本当に空気が読めない、頑固で、いやな人だなー、そばにいたら本当に堅苦しくて嫌だろうなー組織で生きるのは不可能に近いだろうなーという、見事な空気よめなさ感がただようのが最初の数章でも、ビシビシ感じる。日本社会のような、空気読んで…

『米内光政』 阿川弘之著 西郷隆盛のような無口で指導者の風格を漂わせる海軍軍人

読み始めた。この人はいろいろなところで登場するが、どうも寡黙な人のようで、非常に存在感が薄い。。。。のに、物凄い意存在感を放っているんだよ、歴史に。不思議な人だ。ということで楽しみで読んでいる。西郷隆盛型なのかなー。いろいろ問題点はあると…

『山本五十六』 阿川弘之著 著者は文学者であって、組織論や技術史などの視点に欠けるなー

評価:★★★☆3つ半 (僕的主観:★★★☆3つ半)山本五十六の小説を初めて読んだ。こういう人だったのか、と初めて知った。情報ほとんど自分の中になかったので。そして海軍側(ちょっとひいきが過ぎる気がする…)からの視点を読んでいて、やっぱり思ったのは、…