『神のみぞ知るセカイ』  断片をどういう風に総合できるか?

神のみぞ知るセカイ 1 (1) (少年サンデーコミックス)


LDさんと話していて面白そうなんで、1巻と2巻を読了。ちなみに、1巻は、ものすごく面白かったんだが、2巻は・・・・・あまり・・・という感じ。というのは、これって、一話完結で一人づつ女の子を口説いていく形式になっているんだけど、そういう形って凄く難しいんだよね。アイディア一発勝負だから、消耗が激しい。


けど、、、、設定は凄く興味深い(書くのパワーないので書かないけど)仮に、この断片になっている物語を、トータルの総合に持っていけると、凄いくいい物語になる可能性を秘めている。しかもとっても現代的テーマだし。週刊連載では読んでいないが、そこまでたどり着けるのか?気になる話ではある。主人公が、現実に対してもっているスタンスは、とても現代的だし、かつかなり安定した良い「世界への姿勢」だと、僕は思う。そして、決してマイナスでも可不足もないんだ、あれは。・・・・ここからスタートして、現実を生きるとは?ということを、陳腐ではない形で、テーマとして消化できれば、傑作になると思うのだ。