今週号のBABYSTEPは素晴らしい構成の回

ベイビーステップ(15) (少年マガジンコミックス)


今週号のBABYSTEPは素晴らしい構成の回だった。というか、この漫画、本当に素晴らしすぎる。勝負や成長の大事なものが余すところなく描かれていながら、ほとんど割いていないのにちゃんと恋愛を描けるんだかなー。この作者の人、本当に上手。凄く地味な絵柄で物語も地味な印象なのに、その奥深さとわかりやすさにクラクラする。


難波江ってこの世界の最強ボスキャラなんだけれども、その彼の圧倒的な強さを確認したうえで、よくよく考えてみると、えーちゃんが目指しているテニスのプレイスタイルって彼のコピーとまでは言わないけど、彼とほぼ同型なんだよね。ということは、難波江のほうが、凄まじい修練とともに何年も前を走っているということなんだよね。そういうのって、絶対に勝てない。才能あるやつに全力で努力されて勝つことって、なかなかないんだ。でも、その場合は、どういう組み合わせの「強み」をもつかや「経験」をしたか?ってことが問われるんだけど、、、えーちゃんには、なっちゃんがいるんだよね。難波江くんとえーちゃんを比較すると、際立ってそこが違う。ああ、いいなーと思う。


この世の中で生きていくには、「好きなものを高いレベル追いかけながら」「好きな人とともに歩いて成長していける」なんてことは、まずあり得ない。構造的にありえないのだ。でも、すくなくとも天然のなっちゃんにもその稀有さはわかっていたんだろうけど、思わず見つけちゃいました・・・ってこの感じがたまらないよねー。そして、たしかに、論理と天然のこのコンビならば、えーちゃんがブレイクスルーする限り、それはありえそうだよね、、、。なっちゃんが、めちゃめちゃ舞い上がって、ラブラブになるのは、分かる気がする(笑)。


ちなみに、手を握る時に、お互いの指をからませるのって、究極的な恋人握りだと僕は思うんだよねー。これ実は凄いHなんだよねー(笑)。敏感な部分を思いっきり擦り合わせているわけ(笑)なので。