『桜Trick』 2014年 Japan タチ著 石倉賢一監督  日常-無菌系の果てに現れた微エロ

桜Trick 1 [Blu-ray]

あんまり、仕事が忙しくて、せっぱつまっているので、LDさんに苦しいよーーーって愚痴を言っていたら、『桜Trick』は癒されます(断言)といわれたので、見てみたら、、、、、びっくりです。




・・・・・・・これエロっ、、、って。



いやぁーーーすっごいスイッチはいちゃいますよ、これ。。。。って、、、見ていたら、いや、なんか癒されるのと違くないか?って思ってしまって、、、、もちろん癒されるけど・・・・。



これ日常系とか無菌系じゃないんじゃないか?



って、思ったんですよね。ってでもよく考えてみれば、そもそも定義がしっかりしていないので、これが日常系や無菌系じゃないっていう理由もないんですよね。4コマによる時間の停止や、日常フレームアップ、関係性特化型、男性視点の主観欠如などなど、どう考えても、これまでの日常-無菌系の系列です。けど、この系統の『けいおん』とか『あずまんが』『ゆゆ式』(ちなみにゆゆ式、この系統の頂点の作品だと思っていますので、アニメを見ましょう!!)とか思いだしても、これを見ながら、Hなことって思いいたったことが全くないんですよね。あっ、Hな同人誌は、死ぬほど出てるけどねーこれらの作品。でも関係性特化型は、当然その延長線上を考えるので、そういう妄想が広がるのは当然だと思うんですよね。でも、オリジナルの部分で、そういうの感じたり考えてみてたってことなかったので、『桜Trick』あまりのエロさに、びっくりしてしまったのです(笑)。←初心です。

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いや、エロいって、、、主人公の春香と優ちゃんが、ただ毎回キスするだけなんですが・・・・。



あれっ?どっかで前に書いた気がするんだけど、、、書いてないかな???いやー僕の個人的な性癖かもしれないですけれども、、、人間(ってさりげなく一般化する)って、年齢を経ていろいろ経験しちゃうと(ペトロニウスは40歳のおっさんです)、よく考えれば、一番、最高だった時期って、SEXに至る前のギリギリの関係が続いている時だったよなーってふと思い出すんですよ。いや、もちろん別れ話の後のどっろどろの濃厚なSEXとかも最高ですけどね(苦笑)。でもねーやっぱ、どこが物語的に一番かっていうと、あと経験的に考えると、SEXに至る前のギリギリの関係ってやつだよなーって思うんですよ。これもどこかで、、、書いたと思うんだけど、外園さんが原作をしている『ガールフレンド』って作品が僕はとっても好きなんですが、、、これって、完全に男性視点から見て、、、、たぶん少年が女の子に遊ばれちゃった(笑)トラウマを強く持っているとこういう女の子感ばかりになるよなっていう感じの作品で、僕はよく知らないですが、外園さん(原作者)ってこれトラウマ赤裸々に描いているなーって感心するんですが、、、、あっとちなみに、たぶん女性から見るとこの作品はまったく共感できないんじゃないかな?って思います。男の子、、、それもたぶんかなり若い少年と青年の狭間から見た女の子って、なんでああなんだ?という女の子への疑問というか不満をぶつけている作品なので、女性としては、それはないって思うだろうし、そもそもヤな女の子ばかりになってしまいます。でもねーうん、、、中学高校生ぐらいの男子から、女の子ってこんな風な異世界の異星人みたいな感じなんですよ。特に遊ばれちゃうと(というか結果的に遊ばれたことになってしまうと、、、)、こういう感じのトラウマは、よくわかるなーって、、、なんか思います。僕どう見ても私小説の匂いがします、。外園さんの。

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あっと話がずれたよ。この中でね、すっごいクラスで孤立しているヲタクの男の子に惚れてしまった、普通のどちらかというとコミュニケーション得意でリア充傾向の女の子なんですが、その子の話がものすっごいツボで。僕のなかのファンタジーをこれでもかという強度で満たしてくれる最高のストーリなんですよ(笑)。えっとね、リア充のその女の子に偶然マンガを貸してあげるかしたら、その子が、少しづつそれにはまりだして(ヲタクになるわけではないので基本的に普通の女の子である部分は特に変わらない)自分色に染まってくるんですね。けど、、、つきあっても、なかなかその男の子は、彼女に手を出さない。「なんで、手を出してくれないの?」って、私を好きじゃないのって言ったら、「おまえ、わかっていない、、、」って別れちゃうんですね。なんなんだこの男!!って女の子は思うんですが、、、いやうん、僕も凄いわかるので(その男の子の行動)びっくりしたんですよ。そんで、、、まさかリア充でもてる自分が、そんなヲタクの男に振られるとは信じられなくて、、、というか、そもそもその男の子のことが大好きなので、悩んで悩んでいるうちに、わかるんですよね、、、いきなりHしたり最後が見えたらつまらないんだ、今のこのドキドキを楽しみたいんだ!ってことが。←はっきりいってかなりおっさんの思考です。そんで、また仲直りして、気持ちが通じ合うんですが、、、最後のシーンは、もう二人の恋は盛り上がっているので、これからHしようってところなんですが、男の子は、まだ早くてもったいないかなーって悩んでいる(笑)シーンかなんかだったと思いますが、、、、これって、ようは、とってもメタ的な思考なんですね。たしかに、ヲタというか、、、めんどくさい男だけど。ようは、最初に僕が言った、SEXに至る前のギリギリの関係ってのが、一番、ドキドキするんですよ。それを引き延ばそうって発想です。こんな抑制が効いたメタ思考は、そうとひねくれている人でないと思いつきません。


なんで、、、、話が、桜trickに戻るんですが、春香さんと優ちゃんの関係って、百合ってのもあるけれども、ようは、ぐっとここで止まっている寸止めなのに、えっらくキスしまくりですよね(笑)。それも、フレンチキスではなくて、舌が絡まる濃厚なやつを(笑)。ここまでいったら、気持ちが通じ合っているし、SEXしているようなもんです。毎日教室で(笑)。



これって、、、、しかも、SEXに至る前のギリギリの関係のドキドキが、がっつんがっつんこれでもかってあるわけですよ。



・・・・・・エロくてしびれました。



って、みなさんは、この作品をどう見ているんでしょう?(苦笑)。



LD教授は、日常-無菌系の果てに現れた微エロというふうに位置づけていました。この考察は続くはずです(笑)。とかいって、これでおわるかもしれないけれども(笑)



優ちゃんのかわいさに、もうしびれて仕方がありません。でも、僕が、この優ちゃんみたいな女の子が好みとか好きというわけではないと思うんですね、、、たぶん春香さんとの関係性に置いてのね、ゆうちゃんがかわいいんですよ。うん、いやー癒されます。



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