本編よりか良くできているかも(笑)

とある科学の超電磁砲 1―とある魔術の禁書目録外伝 (1) (電撃コミックス)

うん良くできている。御坂美琴は、単独でヒロイン張れる、、、というか、正妻として宙に浮いているインデックスよりも、正妻らしい(笑)ので、むしろこっちの方が安心して読める・・・が、この流れだと、主人公に選ばれることはない様なぁ、と思ってしまうと不憫で涙が・・・。漫画、すっごく楽しかった。

ただ、個人的には、僕の解釈としては、「御坂美琴」の人格は、もう少し「大人な感じ」なんだよなー。どういう意味かというと、いや行動としては、このようなハチャメチャおてんばって感じなのはわかるだけど、8巻での話のように、実は、「深ーーーく考えて」「幾重にも戦略的に考える」タイプなんだけど、それにとらわれないで素直に感情が出るというタイプで、決してただお転婆なだけ、じゃないんだよねぇ。まだ一巻だけだからだけど、もう少し腹が据わった感じや、先の先を読んでいるような一面をエピソードで選べると、いいなーと思う。ミサカ・シスターズの実験に加わったことや、レベル1から根性で学園最強レベルまで上り詰めるとか、この子の肝の据わり方は半端ではない、、、それだけに、「そういうふうに世界を厳しく見つめる」ような、動機をもっているはずで、もう少し根は暗い子だと思うんだよね。8巻の小説には、それが昇華して、気高さを感じさせるところへ、、、憧憬の思いを持って近づこうとする黒子ちゃんが、かっこよかったんだよねー。たしかに御坂のかわいさや魅力はそこなっていないけれども、1巻では、それが行動の短絡さに見えてしまう感じがするので、もう少し思慮深い感じを出せるといいなーとか思う。

とはいえ、うんうん、黒子ちゃんの行動はこうだよね。この漫画は関係性はすっごく良く描けているので、「オリジナルの世界観を知っている人には」、とてもとてもいい。うーん、やっぱりそこかぁ。ちなみに、この外伝漫画では、初春(ういはる)さんの素朴さに、胸がときめいて仕方がありませんでした。はーいいなーおれもハーレムメイカーになって、みんなにラブラブされたいです(笑)。


とある魔術の禁書目録(インデックス)〈8〉 (電撃文庫)