評価:★★★★★5つ
(僕的主観:★★★★☆4つ半)
素晴らしいインテリジェンス小説。 佐藤優氏が、強く推薦していたので、気になって積んであったものを、昨日の出張中に読破。なんとなく固い小説をイメージして、疲れているこういう時は、もっとバカな漫画とかが・・・と思いつつも、珍しくこれしかかばんに入っていなかったので、読み始めた・・・・とたん、止められなくなった。うん、素晴らしいです。佐藤優さんの『国家の罠』や『自壊する帝国』と合わせて読むと、非常に興味深いです。・・・えっとね、いってみれば、FOXのドラマの『24』を見ている感じ、かな。感想は。繰り返される鮮やかな視点の逆転。本当に面白かった。
ところで、comingsさんが、五條瑛さんの『スリー・アゲーツ―三つの瑪瑙』をお勧めしてくれたので、早速本日アマゾンに注文。ふと思ったのだが、現代日本を描くスパイ小説や国際的謀略を描くものには、北朝鮮がらみのものが多い。そしてそのどれも同じ構造をしている・・・・というのは、なるほど、本質的に北東アジアの戦略地図と戦略の要諦は、「ここ」だからなんだな。それが、この本ではすごく良くわかった。なるほど・・・僕らの住む土地はこうなっているのか・・・。キーは、台湾海峡と米第七艦隊なんだね。
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